新宿・歌舞伎町に誕生する新劇場のオープニングシリーズに、
関ジャニ∞の安田章大が主演!アングラの巨匠 唐十郎の名作戯曲に挑む!
4月14日に新宿の新たなランドマークとして開業する「東急歌舞伎町タワー」。その6階に誕生する新劇場「THEATER MILANO-Za」のオープニングシリーズとして、Bunkamuraが7月に上演するのは、唐十郎の傑作戯曲『少女都市からの呼び声』。
演出を務めるのは、劇団・新宿梁山泊主宰の金守珍。唐十郎と蜷川幸雄の両虎を師とし、アンダーグラウンド演劇に真正面から取り組んできた金は、Bunkamuraシアターコクーンで、蜷川幸雄の遺志を継ぎ『ビニールの城』(16年、出演:森田剛、宮沢りえ)の演出を手掛け、多くの観客を魅了し見事その使命を果たしました。そして『唐版 風の又三郎』(19年、出演:窪田正孝、柚希礼音)、『泥人魚』(21年、出演:宮沢りえ、磯村勇斗)と、次々と唐の名作を喧騒の野外テントから、広壮な劇場空間に甦らせ、アングラの醍醐味の猥雑さと詩情豊かで幻想的な唐の劇世界を美しく昇華させました。金が新宿梁山泊を旗揚げするきっかけともなった本作を、テントや小劇場、そして渋谷からも飛び出し、野外テントの聖地・花園神社を有する新宿の新劇場でどのように躍進させるのか、ぜひご期待ください。
主演を務めるのは関ジャニ∞の安田章大。アーティストとしてはもちろん、俳優としてもドラマ・映画・舞台で活躍し、昨年上演された『閃光ばなし』以来の舞台出演となります。これまでテント芝居で唐作品に幾度となく触れ、憧れを抱いていたという安田。どこか神秘的で静謐な空気感を纏う彼が、唐作品特有の幻想的な世界観と融合しどのような化学反応を起こすのか、満を持しての参加に期待が高まります。
ヒロインは元宝塚歌劇団雪組トップ娘役で、本作で初のストレートプレイに挑戦、その透明感溢れる歌声と佇まいは、まさにガラスの肉体を持つ少女・雪子にぴったりの咲妃みゆ。
そして、舞台はもちろん、多数の映画やドラマでも強烈な個性を放ち、教育番組や音楽バンドでの活躍などさまざまな顔を併せ持つ三宅弘城が共に、唐作品に初挑戦します。さらに、19年の『唐版 風の又三郎』で唐作品に初参加し金演出に感銘を受けたことで72歳にして初テント芝居に挑戦、表現者として飽くなき探求心を持ち『泥人魚』(21年)ではより深い造詣を示した風間杜夫が作品の屋台骨となり支えます。そして唐ワールドを構築する上で欠かせない手練れの俳優陣も勢揃いし、求心力あるアングラ演劇の世界をご覧に入れます。