THEATER MILANO-Zaオープニングシリーズ COCOON PRODUCTION 2023 少女都市からの呼び声

THEATER MILANO-Zaオープニングシリーズ COCOON PRODUCTION 2023 少女都市からの呼び声

チケット料金

S:¥12,000 A:¥9,500 (税込・全席指定)

公演日程

2023/7/9(日)~8/6(日)

公演日程表
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会場 :

東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 東急歌舞伎町タワー6階

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    INTRODUCTION

    みどころ

    新宿・歌舞伎町に誕生する新劇場のオープニングシリーズに、
    関ジャニ∞の安田章大が主演!
    アングラの巨匠 唐十郎の名作戯曲に挑む!

    4月14日に新宿の新たなランドマークとして開業した「東急歌舞伎町タワー」。その6階に誕生する新劇場「THEATER MILANO-Za」のオープニングシリーズとして、Bunkamuraが7月に上演するのは、唐十郎の傑作戯曲『少女都市からの呼び声』。

    演出を務めるのは、劇団・新宿梁山泊主宰の金守珍。唐十郎と蜷川幸雄の両虎を師とし、アンダーグラウンド演劇に真正面から取り組んできた金は、Bunkamuraシアターコクーンで、蜷川幸雄の遺志を継ぎ『ビニールの城』(16年、出演:森田剛、宮沢りえ)の演出を手掛け、多くの観客を魅了し見事その使命を果たしました。そして『唐版 風の又三郎』(19年、出演:窪田正孝、柚希礼音)、『泥人魚』(21年、出演:宮沢りえ、磯村勇斗)と、次々と唐の名作を喧騒の野外テントから、広壮な劇場空間に甦らせ、アングラの醍醐味の猥雑さと詩情豊かで幻想的な唐の劇世界を美しく昇華させました。金が新宿梁山泊を旗揚げするきっかけともなった本作を、テントや小劇場、そして渋谷からも飛び出し、野外テントの聖地・花園神社を有する新宿の新劇場でどのように躍進させるのか、ぜひご期待ください。

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    主演を務めるのは関ジャニ∞の安田章大。アーティストとしてはもちろん、俳優としてもドラマ・映画・舞台で活躍し、昨年上演された『閃光ばなし』以来の舞台出演となります。これまでテント芝居で唐作品に幾度となく触れ、憧れを抱いていたという安田。どこか神秘的で静謐な空気感を纏う彼が、唐作品特有の幻想的な世界観と融合しどのような化学反応を起こすのか、満を持しての参加に期待が高まります。

    ヒロインは元宝塚歌劇団雪組トップ娘役で、本作で初のストレートプレイに挑戦、その透明感溢れる歌声と佇まいは、まさにガラスの肉体を持つ少女・雪子にぴったりの咲妃みゆ

    そして、舞台はもちろん、多数の映画やドラマでも強烈な個性を放ち、教育番組や音楽バンドでの活躍などさまざまな顔を併せ持つ三宅弘城が共に、唐作品に初挑戦します。さらに、19年の『唐版 風の又三郎』で唐作品に初参加し金演出に感銘を受けたことで72歳にして初テント芝居に挑戦、表現者として飽くなき探求心を持ち『泥人魚』(21年)ではより深い造詣を示した風間杜夫が作品の屋台骨となり支えます。そして唐ワールドを構築する上で欠かせない手練れの俳優陣も勢揃いし、求心力あるアングラ演劇の世界をご覧に入れます。

    STORY

    あらすじ

    手術台に寝かされている男―田口(安田章大)。親友の有沢と、その婚約者のビンコが付き添っている。看護婦は有沢に、田口の体の一部を取り除くか迫る。その体の一部とは、誰の物ともわからぬ髪の毛。有沢が看護婦からの問いに窮する中、田口は、妹を探しに夢の世界へと旅に出た。
    田口は妹である少女―雪子(咲妃みゆ)と再会を果たすも、彼女は右手の指を3本も失ったばかりか、フィアンセであるフランケ醜態博士(三宅弘城)によって体をガラスに変える手術を施されていた。隙を見て雪子を連れ出そうとする田口だが、指を手に入れるまで出られないと雪子は言う。田口は、己の2本の指を切り落とし雪子に渡したが、フランケ醜態博士に阻まれ銃で撃たれる。そこで気づく。最後に切るはずだった指は、己の体のことだったと。そして、雪子は有沢の前に姿を現し――。

    STAFF

    作・演出

    • ©須田慎太郎

      唐十郎

      63年に劇団「シチュエーションの会」(翌年「状況劇場」に改名)を旗揚げ。翌64年に処女戯曲『24時53分「塔の下」行きは竹早町の駄菓子屋の前で待っている』を執筆。67年、新宿花園神社境内にて紅テントの公演を開始。国外での活動も積極的に行っており、72年に韓国、73年にはバングラデシュ、74年にはレバノン、シリアの難民キャンプにていずれも現地語での公演を行っている。88年に状況劇場を解散、劇団「唐組」を旗揚げし作・演出・出演を務める。以降、70年に第15回岸田國士戯曲賞受賞、03年に第7回鶴屋南北戯曲賞受賞、04年に第55回読売文学賞受賞、06年に第13回読売演劇大賞芸術栄誉賞といった日本での賞の他、10年には韓国の文学賞、第3回李炳注(イ・ビョンジュ)国際文学賞受賞するなど、海外でも高い評価を得ている。また、97年から05年まで横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程教授に就任し、劇団「唐ゼミ★」を指導。05年から10年には近畿大学文芸学部客員教授を務め、12年4月より、母校である明治大学文学部の客員教授に就任している。脚本家としてだけではなく小説家としても数多くの作品を発表しており、83年には『佐川君からの手紙』で芥川賞を受賞、13年にはこれまでの独創的な舞台制作の功績が評価され、2012年度朝日賞を受賞。21年10月には文化功労者に選ばれた。

    • 演出金守珍

      東海大学電子工学部を卒業後、演出家・蜷川幸雄に師事し蜷川スタジオに所属。『近松心中物語』等に出演し、演劇の基礎を学んだ。78年より唐十郎主宰の状況劇場に参加し、蜷川と唐という「アングラ小劇場」の代表とも言うべき演出家から直接に指導を受けた。独自の表現スタイルであるテント演劇のノウハウを獲得し、その後、87年に新宿梁山泊を創立。旗揚げより新宿梁山泊公演の演出を手掛け、テント空間、劇場空間を存分に使うダイナミックな演出力が認められている。89年には小劇場として初めての韓国公演を行い、第17回テアトロ演劇賞を受賞。94年、フランスアヴィニョン演劇祭正式招待作品『少女都市からの呼び声』で、文化庁芸術祭賞受賞。その後も、ドイツ、中国、韓国などに招聘され、高い評価を受けた。日本はもとより、オーストラリア国立演劇学校で特別講師として招かれ、99年にはニューヨークで公演を行い、世界に通用する演出家と評判を呼んだ。98年に『飛龍伝』にて、第5回読売演劇大賞演出家賞受賞。また01年には日韓合作映画『夜を賭けて』で監督を務め、第57回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人監督賞、第43回日本映画監督協会新人賞を受賞。さらに、22年には第57回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。エネルギッシュ且つ強烈なビジュアルを印象付ける演出力に、年々高い評価が集まっている。

      コメント

      コメント

      演劇界に衝撃を与える、まさに革命的“事件”になると思いました。歌舞伎町に新劇場(THEATER MILANO-Za)が完成し、唐十郎の原点とも言える新宿ゴールデン街近くの花園神社と新劇場で、『少女都市からの呼び声』を2か月連続上演。演劇の力によって新宿が風俗の街から文化の街へと大きく変貌を遂げる、歴史的な第一歩となること間違いありません!
      日本人は何処からきて何処へ行こうとしてるのか?アジアを侵略してまで築き上げた“満州帝国”とは何だったのか?
      未だに彷徨う旧日本軍の連隊長の亡霊(風間杜夫)を通して、経済発展に猛進する日本のありようを問いながら、決して色あせない永遠の友情や“愛”の価値を描く、時空を超えたロマンあふれる作品です。
      お三人(安田章大、咲妃みゆ、三宅弘城)とも音楽のセンス、身体の切れも抜群で、唐ワールドの表現者としての資質は抜群です!正に唐さんが提唱した“特権的肉体論”を体現できるスーパースター達。おかげで新しいイメージがどんどん湧き出し、新宿梁山泊・花園神社公演とはまったく異なる演出になり、自分でもワクワクしています!
      演劇界の新しい時代に向かう船に共に乗り込み、“事件”ともいうべきこの作品の目撃者、共犯者になりませんか?

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    CAST

    出演者

    • 安田章大

      プロフィール

      安田章大(やすだ・しょうた) プロフィール

      2004年に関ジャニ∞のメンバーとしてCDデビュー。以降、個性あふれる楽曲を次々と発表している。音楽活動のほか、俳優としてドラマ・映画・舞台とジャンルを問わず活躍。近年の主な主演作は、【舞台】『閃光ばなし』(22・演出:福原充則)、『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』(21・演出:行定勲)、『忘れてもらえないの歌』(19・演出:福原充則)、『マニアック』(19・演出:青木豪)など。近年は【映画】『嘘八百 なにわ夢の陣』(23)の出演や、日常の当たり前を見つめ直す番組『もやもやパラダイム』(NHK総合)ではMCを担当している。

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      コメント

      安田章大 コメント

      唐さんの作品をテントで初めて観た時にカルチャーショックを受けたんです。言葉が美しく、独特の世界観ではあるけれどその言葉にはきらめきがあり、吸い込まれて、こんな世界が世にあっていいんだと思えたのが感覚的にあったので、その世界に飛び込ませていただけることは自身の芝居観も変わるでしょうし、お芝居の振り幅も大きく広がる気がしています。今回初めて唐さんの作品と金さんの演出を経験するので、まずはそのバージンを楽しもうと思っています(笑)一回経験してしまったら二回目はもうバージンじゃなくなんねんなと思うと、とてつもない嬉しさがありますし、同時に病みつきになってしまったらどうしようという不安があり、なんだか毒だなとも思います。嬉しい毒に出会えました!僕が演じることによって田口というキャラクターがこういう見え方をするんだという新境地や新感覚を皆さんに届けられなければ、ここに立ってはいけないなという覚悟です。ぜひ期待値を上げて観に来てくださいとお伝えしておきます。お客さんもキャストですから、一緒にステージを作るという気持ちを持っていただけたら幸せに思います。

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    • 咲妃みゆ

      プロフィール

      咲妃みゆ(さきひ・みゆ) プロフィール

      2010年宝塚歌劇団に入団、2014年雪組トップ娘役に就任。2017年に退団後、ミュージカルや舞台で活躍中。2021年第46回菊田一夫演劇大賞を受賞。NHK Eテレ「ミュージカルTV」のゲストMCも務めた。近年の主な出演作は、【舞台】『マチルダ』(23)、『千と千尋の神隠し』(22)、『ニュージーズ』『衛生~リズム&バキューム~』『ゴースト』(21)、『NINE』『シャボン玉とんだ宇宙までとんだ』(20)、【映画】『アイの歌声を聴かせて』劇中アニメ挿入歌(21)、『窮鼠はチーズの夢を見る』(20)、【ドラマ】『警視庁強行犯係 樋口顕 Season2』(22・TX)、『津田梅子〜お札になった留学生〜』(22・EX)、『まだ結婚できない男』(19・CX)など。

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      咲妃みゆ コメント

      THEATER MILANO-Zaさんのオープニングシリーズに出演させていただくことを光栄に思っております。長年ストレートプレイに出演したいという夢を抱いていたので、今回のお話をいただいた時は、ついにその切符を手にすることができたんだという喜びと同時に、初のストレートプレイとしては大変私に課題を課してくれるであろう作品に巡り会うことができ、頑張るぞ!という気持ちです。これまで私が出演する舞台を楽しんでくださっていた方々には、また一味も二味も違う世界へお連れできることを楽しみにしています。そして、これまで唐さんの作品やアングラの世界を愛してこられたお客様には“ほうほう、面白い役者がやってきたか、お手並み拝見”と思っていただけるように、精一杯努めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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    • 三宅弘城

      プロフィール

      三宅弘城(みやけ・ひろき) プロフィール

      1988年より「劇団健康」(現:ナイロン100℃)に参加し、主要メンバーとして活躍する他、M&Oplays「鎌塚氏」シリーズ(11~19)では主演を務める。舞台のみならず、映画、ドラマにも幅広く出演。09年より、NHK Eテレ「みいつけた!」では、イスの応援団長“みやけマン”としても活躍する他、様々なキャラクターの声優を務めている。近年の主な出演作は、【舞台】『しびれ雲』『鎌塚氏、羽を伸ばす』「東京成人演劇部vol.2『命、ギガ長スW』」(22)、【映画】『そばかす』『よだかの片想い』『さかなのこ』(22)、『孤狼の血 LEVEL2』(21)、【ドラマ】『だが、情熱はある』(23・NTV)、『大河ドラマが生まれた日』(23・NHK)、『サ道~2022年冬~』(22・TX)など。

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      三宅弘城 コメント

      演劇人として憧れを抱かずにはいられない唐作品、なんとなく自分とは縁がないんだろうなと勝手に思っておりました。マネージャーからこのお話を聞いた時は、もう嬉しくて「やります!是非やりたいです!」と食い気味に返事をしました。とはいえこの名作を演らせていただくとなると、やはり背筋がピンと伸びる思いでもあります。この作品を新宿で演れるという喜び、「ミラノ座(THEATER MILANO-Za)」というイイ名前の新劇場に立てる喜び、初めて金守珍さんの演出を受けられる喜び、魅力的なキャストの皆さんと新たな『少女都市からの呼び声』を作ることができたら、そして新たな世代にも唐作品の面白さを伝えられたらと思います。とにかく楽しみです。

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    • 桑原裕子

    • 小野ゆり子

    • 細川岳

    • 金守珍

    • 肥後克広

    • 六平直政

    • 風間杜夫

      プロフィール

      風間杜夫(かざま・もりお) プロフィール

      子役として活躍後、1977年よりつかこうへい作品で人気を博し、数多くのつか作品に出演。映画・ドラマに加えて落語にも挑戦している。文化庁芸術祭賞演劇部門大賞、読売演劇大賞最優秀男優賞、紫綬褒章受章、菊田一夫演劇賞大賞、毎日芸術賞を受賞。近年の主な出演作は、【舞台】『バンズ・ヴィジット』(23)、『青空は後悔の証し』(22)、『泥人魚』『ベンガルの虎』『帰ってきたカラオケマン』『白昼夢』『セールスマンの死』(21)、『女の一生』(20)、『黒白珠』『唐版 風の又三郎』(19)、【映画】『浅草キッド』(21)、『アンダードッグ』(20)、【ドラマ】『アトムの童』(22・TBS)、『拾われた男』(22・NHK/ディズニープラス)、『今度生まれたら』(22・NHK BSプレミアム)など。

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      風間杜夫 コメント

      『唐版 風の又三郎』『泥人魚』に続いて唐作品は3作目の参加となります。今回は、新宿梁山泊が主催する花園神社の野外テント公演、THEATER MILANO-Zaと、小屋が違う上演に連続して出演しますが、状況が違う中でどうこの作品が変わるのか、変わらないのか、両方出演できることはとても楽しみです。戯曲を読み込むのはまだこれからですが(笑)、僕がこの作品に出演するのは、唐さんの戯曲であり、金さんの演出だからやる、ただそれだけです。唐さんの作品は詩の世界を飛翔するような劇空間の中、時間と空間を自在に行き来して翻弄されながら、楽しんで演じることが出来るんです。そして金さんは状況劇場時代から唐作品を肌で感じて理解している人。難解ではありますが、金さんは誤読OKと言ってくれるし、その難解さを力業で演出していくのが魅力。金さんだからこそ唐さんの作品が出来ると思っています。花園神社で観るのも良し、観たら是非「THEATER MILANO-Za」で観て欲しい。同じものをTHEATER MILANO-Zaで観ないと完成しない!是非両方お越しください。

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    松田洋治、渡会久美子、藤田佳昭、出口稚子、板倉武志、米良まさひろ、
    宮澤寿、柴野航輝、荒澤守、山﨑真太、紅日毬子、染谷知里、諸治蘭、本間美彩、河西茉祐

    ※風間杜夫の出演は、7月9日(日)~31日(月)となります。