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『ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン』公開記念特別上映天使の入江Bay of Angels

10/23(金)~10/29(木)
◆10/29(木)までの上映
会場:Bunkamuraル・シネマ

©cinē tamaris 1994

※状況によって上映スケジュール、営業状況等は変更となる可能性もございます。また、政府および全国興行生活衛生同業組合連合会の最新のガイドラインにより、運用に変更が出る場合がございます。最新の情報は当ホームページで随時ご案内いたしますので、ご来場の際には事前のご確認を重ねてお願い申し上げます。

営業再開にあたって、お客様へのお願いがございますので、みなさまのご理解、ご協力をお願いいたします。

【お客様へのお願い】

連絡先ご登録のお願い

Bunkamuraル・シネマでは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため 、ご来館のみなさまに、ご来館日時・代表者氏名・連絡先電話番号・メールアドレスのご登録を、専用フォームからお願いしております。ご登録いただいたご連絡先情報は、保健所等の公的機関の要請により、当館から提供させていただく場合がございます。また、必要に応じて保健所等の公的機関または当館からご連絡させていただく場合がございますので、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。

いただいたご連絡先情報は個人情報として厳重に管理し、上記の目的以外には使用いたしません。また、保管期間はご来館日より1ヶ月とし、保管期間経過後に適切な方法により破棄させていただきます。

※MY Bunkamuraにてオンラインチケット購入のお客様は連絡先ご登録対象外です。
ただし、万が一、当館より新型コロナウイルス感染者や濃厚接触者が発生した際には、保健所等の公的機関の要請にもとづき、お客様の同意を得ることなく、ご連絡先情報を提供させていただく場合がございますので予めご了承ください。

■映画館入口での体温測定のお願い

映画館入口で体表面温度検知カメラにて非接触測定を行わせていただきます。なお、37.5度以上の熱や風邪症状があるお客様は、入館をご遠慮いただきます。
以下のお客様につきましては、来館を控えていただきますようお願いいたします。

・37.5度以上の発熱やのどの痛み、咳、強いだるさ(倦怠感)、息苦しさなどの風邪症状、嗅覚異常や味覚障害、体調にご不安がある方 (激しく咳き込まれるなど、風邪のような症状のある方には、スタッフがお声がけし、ご退館をお願いする場合がございます。)

・ 新型コロナウイルス感染症の陽性と判明した方との濃厚接触がある場合

・ご家庭や職場、学校など身近に新型コロナウイルス感染症の感染者もしくは感染の可能性のある方がいらっしゃる方

・ 過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域等への渡航並びに当該国・地域の在住者との濃厚接触がある場合

 

■ご来館・鑑賞時のお願い
・劇場内では必ずマスクのご着用をお願いいたします(水分補給時を除く)
・当館では劇場内のお食事をご遠慮いただいております。また、劇場内での会話はできるだけお控えください。

・こまめな手洗いやアルコール消毒液などでの手指消毒の徹底をお願いいたします。
・混雑緩和のために、オンラインチケット購入やキャッシュレス決済<クレジットカード、Edy、iDや交通系ICカード(Suica、PASMO)>をご検討ください。

【当館の取組み】
・お客様同士の間隔を空けるため、9/18(金)上映分まで座席を左右1席ずつ空けて販売させていただきます。9/19(土)上映分より、全座席販売を再開いたします。
・最新情報の収集に努め、感染予防、感染防止に細心の注意を払います。
・スタッフのマスク着用、手指消毒液の設置及び来館者エリアの清掃強化等、感染症拡大防止への対策をいたします。

※Bunkamura全館の新型コロナ感染症対策の取り組みはこちら

【サービスの変更・休止等について】
座席指定券の販売・特別鑑賞券の座席指定について
ご鑑賞3日前からの販売・引換を再開いたしました。
<オンライン>
【ご鑑賞日の3日前の0:00~上映1時間前まで】販売
※感染症拡大防止のため、カウンターでの発券が不要なQRチケットのみのご案内になります。
<窓口>
【ご鑑賞日の3日前より】販売・特別鑑賞券の座席指定を承ります。
・映画のお座席指定券払い戻し対応について
当劇場で購入された座席指定券(ムビチケ・各種前売券・特別上映を除く)のキャンセルを承ります。事前にご購入されたチケットの払い戻しご希望のお客様は、ご購入の座席指定券に記載の上映開始時間前までに劇場へのご連絡をお願いいたします。
・パンフレットの見本掲出、ブランケット貸出、筆記具貸出を伴うアンケート、お荷物お預かりサービスを休止いたします。
・シネマビュッフェは休止いたします。ル・シネマチケットカウンターにてペットボトルのみ販売いたします。
・混雑緩和と長時間滞留をさけるため、ロビーのソファ・テーブルは撤去させていただきます。

※上記のお客様へのお願い等は9/18現在のものです。今後、変更となる可能性もございます。最新の情報は当ホームページで随時ご案内いたしますので、ご来場の際には事前のご確認を重ねてお願い申し上げます。

Bunkamuraル・シネマ

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『ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン』の公開を記念して、ピエール・カルダンがジャンヌ・モローの衣装を担当し、ふたりが関係を深めるきっかけとなったジャック・ドゥミ監督の名作『天使の入江』を特別上映いたします。

パリの銀行員ジャンは、友人キャロンに連れられて行ったアンガンのカジノで大当たりし、大金を得る。それを知った父から勘当された彼は、パリを離れてニースに向かう。安ホテルに滞在し、海岸通り、通称“天使の入江”にあるカジノに通い始める。そこで、アンガンで見かけたブロンドの女性を見かける。ジャッキーというの名のその女性と彼は、すぐに意気投合。ギャンブルのパートナーとなって勝ち続ける。ある夜、ふたりは大負けする。一文無しになったジャッキーは彼のホテルの部屋に宿泊し、そこでギャンブルのせいでかつて夫と息子を捨てた過去を告白する。翌日、ジャッキーは新たな新たな人生を始める決意で駅に向かうも、断ち切れず再びカジノへ足を運んでしまう。ジャンも付き合い、ふたりは見事に大勝ち。新たなドレスや車を買い、夢のような生活を送るが…。

 

◆ジャック・ドゥミ  JACQUES DEMY
1931年6月5日、フランスの西側、大西洋に面したロワール・アトランティック県ポン・シャトー生まれ。自動車修理工場を営む父と髪結いの仕事をする母のもとで暮らす。父親の反対を押し切り、ナントの美術学校で学ぶ。49年パリに上京し、51年まで写真映画学校に通った。アニメーション作家ポール・グリモー、映画監督ジョルジュ・ルーキエの助監督を務め、1956年短編『ロワール渓谷の木靴職人』で監督デビュー。以後、59年までに5本の短編を撮った。
1961年に長編第一作『ローラ』を発表。他のヌーヴェル・ヴァーグ作品と同様低予算でありながら、ドゥミが影響を受けた過去、そして同世代のさまざまな映画の引用がなされ、後のドゥミの作家性が凝縮したような作品となった。
1962年1月9日、アニエス・ヴァルダと結婚。同年、『天使の入江』を発表している。
1963年には、念願の企画であった『シェルブールの雨傘』でカトリーヌ・ドヌーヴをヒロインに迎え発表。新たなフランス製ミュージカルとしてその独創性が評価され、64年カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞、世界中で大ヒットを記録した。ついで1966年、ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアック姉妹主演のミュージカル『ロシュフォールの恋人たち』を発表。1969年には初のアメリカ作品『モデル・ショップ』を手掛けるが、渡米以後は以前の輝かしいキャリアと比べると成功したとは言い難く、不遇の時代が続く。70年に三度ドヌーヴを主演に迎え、『ロバと王女』、73年にはドヌーヴとマルチェロ・マストヤンニ共演による『モン・パリ』を手掛けた。
1979年には池田理代子原作のマンガ『ベルサイユのばら』を日仏合作で映画化したが、フランスではロードショー公開されず幻の作品と化している。1982年には、ドミニク・サンダを主演に故郷ナントを舞台にしたミュージカル『都会の一部屋』、1985年には『パーキング』を監督。1988年の『想い出のマルセイユ』では、長年ドゥミとの仕事を熱望していたイヴ・モンタンを主演に迎えるも、これが遺作となった。1990年10月27日、白血病により死去。享年59歳。

  • 番組編成担当が語る作品の見どころ

    絶賛上映中のドキュメンタリー『ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン』。映画ファンにとって特に印象的なエピソードが、まだ駆け出しのカルダン(1922-)がジャン・コクトー監督の傑作『美女と野獣』(1946)の衣装デザインに関わったことと、60年代前半にフランスを代表する大女優ジャンヌ・モロー(1928-2017)と大恋愛したことではないでしょうか。美男だった若きカルダンは、コクトーからもモローからもアタックされたという仰天エピソードを本人自らが語っています。

    モローとカルダンを最初に引き合わせたのは実はココ・シャネル(1883-1971)。シャネルを信頼し愛用していたモローは『エヴァの匂い』(1962)の衣装をシャネルに依頼したのですが、シャネルは老齢の自分の代わりに新進気鋭のカルダンを推薦したのです。当時30代前半のモローは1960年に『雨のしのび逢い』でカンヌ映画祭最優秀女優賞に輝き、当時40歳手前のカルダンも1959年に業界で初めて大衆向けプレタポルテに本格参入し、モードを民主化したばかり。共に脂の乗り切った時期の運命的な出会いでした。

    すっかりカルダンのデザインと人間的魅力の虜になったモローが再びカルダンに衣装デザインを依頼したのがジャック・ドゥミ監督(1931-1990)の長編第二作目の本作『天使の入江』(1963)でした。ドゥミの初長編『ローラ』にモローが感動し実現したキャスティングで、ドゥミの盟友ミシェル・ルグランの音楽も素晴らしい、ドゥミの隠れた傑作です。主な舞台は南仏、“天使の入江”というのは高級ホテルやカジノ、レストランが立ち並ぶニースの海岸の名前です。

    この作品の頃にモローの猛アタックが実り、カルダンとモローは公私に渡るパートナーとして1965年まで約5年間交際し、衣装デザイナーと映画女優としても、マルセル・オフュルス監督の『バナナの皮』(1963)、オーソン・ウェルズ監督の『審判』(1963)、ルイ・マル監督の『ビバ!マリア』(1965)、フランソワ・トリュフォー脚本の『マタ・ハリ』(1965)でタッグを組みました。

    恋人関係を解消した後も、オムニバス映画『愛すべき女・女たち』(1967)、フランソワ・トリュフォー監督作『黒衣の花嫁』(1968)、フランス=ブラジル合作映画「Joanna Francesa」(1973)で仕事仲間として良好な関係を持続していたようです。

    『ライフ・イズ・カラフル!~』には、晩年、モローが芸術アカデミー会員に迎えられた時にカルダンが「ベネチアのダニエリ・ホテルの大きな寝室で私たちは愛を交わして生きる喜びを実感した」とスピーチし、それを聞いたモローが少女のように照れ笑いする映像があり、フランス文化史に残る偉大な才能同士の間に育まれた愛情と友情に胸が熱くなります。
監督・脚本
ジャック・ドゥミ
撮影
ジャン・ラビエ
音楽
ミシェル・ルグラン
編集
アンヌ・マリー・コトレ
美術・衣装
ベルナール・エヴァン
衣装(ジャンヌ・モロー)
ピエール・カルダン
キャスト
ジャンヌ・モロー、クロード・マン、ポール・ゲール、アンリ・ナシエ、ニコール・ショレ、アンドレ・セルト、コンチータ・パロディ
作品情報
1963年/フランス/モノクロ/85分/ビスタ
配給
ザジフィルムズ

上映スケジュール

<混雑状況の目安>

(2020年10月26日 現在)

平日&土日

19:00

落ち着いています

混み合います

大変混み合います

◆10/29(木)までの上映
[~10/29(木)]
連日...19:00~(終)20:40

概要

料金

1,300円均一
『ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン』の半券ご提示で1,100円
※特別興行のため、その他各種割引は適用外/ご提示のチケットは半券・特別鑑賞券・QRチケットも可

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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