バレエの新たな地平を拓いた衝撃作、4年ぶりに!
名だたる古典バレエを自身のプロダクションとして生まれ変わらせてきた熊川哲也が、原作も音楽も存在しない全幕作品に挑んだのは2017年のこと。絶世の美女の代名詞でありながら、いまだ多くの謎に包まれているクレオパトラ。熊川は壮大な史実を紐解きオリジナルのストーリーを構築、全2幕にわたるグランド・バレエに仕立てあげた。
作品の成功を大きく左右する音楽に熊川が選んだのは、知る人ぞ知るデンマークの大作曲家カール・ニールセン。舞台美術デザインには、メトロポリタン歌劇場やミラノ・スカラ座など世界の一流オペラ劇場の舞台を手がけるダニエル・オストリングを起用。ゴールドとエメラルドブルーを基調とした斬新な造形美と空間使いは、現代的感性が光る前田文子の衣裳と相まって観客をいにしえの世界にいざなう。そして、クラシック・バレエの既成概念を大胆な創意で押し広げた振付。
すべてが完璧なる融合を果たした、振付家・熊川哲也の最高傑作がこの『クレオパトラ』なのだ。














