
まなざし──映画においてこの言葉は、作り手や作品についてだけでなく、しばしば観客の存在も巻き込みながら論じられてきました。作家・作品が主体的なまなざしを持つのと同じように、観客のまなざしもまた、眼の前をありのまま受け入れるだけでなく応答し意味を作り変える、きわめて主体的な存在となりえるはずです。そして映画館のようにじっと目を凝らすための暗闇がある場所では、私たちは自分のまなざしに自覚的になる瞬間があります。一方的に作品を観ているのではなく、「自分が作品を通して自分を見つめ返している」ような感覚です。
Bunkamuraザ・ミュージアムによる『まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険』展の開催を記念して、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下では展覧会出展作家を中心に、さまざまな作家の映像作品の特集上映イベント「明かりが消えたら目をひらいて」を開催いたします。ふだんは展覧会の会場で展示されることの多かった映像作品を、映画館という大きな暗室の中で見つめたとき、私たちはなにを思うでしょうか。明かりが消えたら、それが合図です。暗闇に無数のまなざしが交差して、作品の見え方が変わる、あるいは自分を見つける。そんな瞬間の訪れをお楽しみください。
上映参加予定作家(五十音順・敬称略) ※上映予定プログラムの詳細は後日発表予定
片山真理、川内倫子、小松浩子、野口里佳、細倉真弓、やなぎみわ、山城知佳子
連動企画
\30名の女性写真家の表現を紹介する大規模美術展/
『まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険』
2026年7月4日(土)~8月26日(水)
会場:ヒカリエホール (渋谷ヒカリエ9F)
\『まなざしの奇跡』展連動企画 女性写真家7名による展覧会/
『STILL/LIFE 静寂の余韻に』
2026年7月4日~7月20日(月・祝)
会場:Bunkamura Gallery 8/ (渋谷ヒカリエ8F)
\「生きているアーカイブ」としての展覧会/
長島有里枝個展「before the dog, behind the cat」
2026年7月10日(金)~9月27日(日)
会場・主催:MINA (Museum of Imaginary Narrative Arts)
\『まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険』連動イベント/
『わたしのまなざし、あなたのまなざし SHIBUYA ART WEEKEND』
2026年7月4日(土)、7月11日(土)、7月12日(日)
会場:渋谷ヒカリエ 8/COURT (渋谷ヒカリエ8F)
主催:東急株式会社
企画・制作:Bunkamura/me and you













