
ジュアン・ミロ
《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》
1945年 油彩、キャンバス 福岡市美術館
© Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 E4304
国内では20年ぶり、待望の大規模ミロ回顧展
スペイン、バルセロナ生まれの芸術家ミロ(1893-1983)。シュルレアリスムを足掛かりに唯一無二の作品世界を築いたこの芸術家は現在も世界的な人気を誇り、近年パリでは大回顧展が開催されるなど、その活動に改めて注目が集まっています。彼の独自の創作活動の裏側には日本文化への深い造詣がありました。本展では、若き日の日本への憧れを象徴する初期作品から代表作、そして日本で初めて紹介されたミロ作品などを紹介します。さらに、本人のアトリエにあった日本の民芸品、批評家の瀧口修造との交流を示す多彩な資料を通して、意外なほどに深いミロと日本のつながりを紐解きます。
※近年は名を従来のジョアンではなく、現地読みでジュアン・ミロとするようになりました。