本展は現代日本人の潜在意識に横たわる古代日本人から連綿と続く魂の遺伝子を、令和日本の現在進行形で創作された美術作品から読み取り、また蘇らせる試みを彫刻、工芸、オブジェ、人形、絵画6名の作家によって展開します。
古代日本人の魂の蘇生には、各作家が新たに作る作品を意図的に時間の経過とそれによって風化した表現、そして古代に対するリスペクトが不可欠であり、一種の呪術的行為として行っているという推論を必要とします。
間もなく四半世紀が経とうとする21世紀の日本の首都東京の渋谷で開催されるこの呪術が現前に現実味を帯びて現われる事でしょう。
〈参加作家〉
北沢努/木村龍/小峰恵子/関野栄美/戸田和子/マンタム