
「Chocolat Tobler」
120x120cm, 1951
原画
フランスを代表するポスター作家、レイモン・サヴィニャック(1907~2002)。
見る人を思わずくすっと笑わせ、元気にしてしまう彼のポスターは、道行く人々の日常にささやかな楽しみを運びました。
長い下積みのあと40歳を過ぎて手がけた『牛乳石鹸・モンサヴォン』のポスターで一躍ポスター界のスターとなり、その後晩年に至るまで自由でユーモラスな名作を次々と生み出してきました。その人々の心をつかむ秘密は、伝えるべき情報を集約しながらも、独自のウェットとユーモアを盛り込んだポップでシンプルなデザインにあります。茶目っ気たっぷりのキャラクターたちや、“ヴィジュアル・スキャンダル”とまで言われた自由なデザインは、今もなお愛され続けています。
本展は、サヴィニャックが生涯手掛けたヴィンテージポスター作品をはじめ、貴重な原画作品まで約100点、一堂に集め展覧販売いたします。その他にも、パリからやってきたアドバタイジンググッズ、ブロカントなど、サヴィニャックが愛したパリを肌で感じていただけます。
ユーモアは魔法の薬。サヴィニャックのポスターはいつだって、毎日を生きる私たちに「さぁ、顔をあげて笑っていこうよ!」と語りかけます。
サヴィニャックおじさんと、そのゆかいなキャラクターたちと一緒に、笑顔きらめくホリデーシーズンを彩りませんか。