
©1+2 Seisaku Iinkai
『牯嶺街少年殺人事件』のエドワード・ヤン監督作!
カンヌ監督賞受賞、オールタイムベストにも選出される巨匠最後の傑作が、25年の時を経て4Kレストア化!
『恐怖分子』『牯嶺街少年殺人事件』『カップルズ』等で知られる台湾ニューシネマを代表する巨匠、エドワード・ヤン。
2007年に59歳で惜しまれつつ亡くなった彼の遺作であり集大成である映画『ヤンヤン 夏の想い出』が公開から四半世紀を経て4Kレストア化され、ついに日本公開が決定。
『ヤンヤン 夏の想い出』は、少年とその家族が経験するひと夏の出来事を、時に残酷で時にまばゆいほどの映像で描いた物語だ。台湾と日本合作で製作され、台北と東京、熱海を舞台としイッセー尾形ら日本の俳優陣も参加している。
本作は2000年に第53回カンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞した他、東京国際映画祭、トロント国際映画祭等世界の映画祭にて上映され、今なお多くの批評家や監督からも熱狂的な支持を集めている。2016年の英国BBC主催の「21世紀の偉大な映画ベスト100」の第8位に選出、2023年にはハリウッド・レポーターによる「21世紀の映画ベスト50」で堂々の1位に輝き、北米のレビューサイトRotten-Tomatoesでは現在批評家からは97%フレッシュ、一般のユーザーからは91%という高スコアを維持(25年8月27日時点)しており、色褪せぬどころか、時を経てなおその評価が高まり続けている。
この比類なき傑作が4Kレストア化され、2025年にカンヌに帰還。第78回カンヌ国際映画祭クラシック部門のオープニング作品としてお披露目され、惜しみない賛辞を受けた。
台北と日本を舞台に繰り広げられるある家族の一生忘れられないひと夏の物語が、呼吸を忘れるほどの美しさとなってスクリーンに甦る。
〈STORY〉
小学生のヤンヤンは、コンピュータ会社を経営する父NJ、そして母、姉、祖母と共に台北の高級マンションで幸せを絵に描いたような暮らしをしていた。だが母の弟の結婚式を境に、一家の歯車は狂いはじめる。祖母は脳卒中で入院。NJは初恋の人にバッタリ再会して心揺らぎ、母は新興宗教に走る……。そしてNJは、行き詰まった会社の経営を立て直すべく、天才的ゲーム・デザイナー太田と契約するため日本へと旅立つのだが……。