
Aurore boréale et AMIchan
天空に瞬く星々の粒や淡い色彩の筋。――やがて、忽然と姿を現すオーロラ。
その壮麗なヴェールは、まるで大海を往来する波のように、あるいは風に揺蕩うカーテンのように、数多に表情を変えては揺らめき、私たちの心を夜空へ誘います。
天地万物の神秘を追い描く画家、西美公二。
1981年に渡仏しパリにアトリエを構えた彼は、ニースのメルヴェイユ渓谷やラスコー洞窟を訪れ、有史以前の人々が残した壁画と出会います。悠久の痕跡と相対したこの原体験こそが、自身の創作を追い求める原点となりました。
2000年以降は北極圏を巡り、オーロラを取材。自然の根源的な美に魅せられ、表現は新たな画境へと広がりをみせます。さらにノルウェー最北のアルタに刻まれた約6000年前の岩絵との邂逅は、いまなお作家の探求心を刺激し、作品世界を限りなく拡張させ続けているのです。
漉いた紙材を幾層にも重ねて生み出された岩肌さながらの下地に、ほのかな光を放つような色面が響き合う作品群。本展では、ライフワークとして描きつづける星座やオーロラの最新作に加え、Bunkamuraでは15年振りの公開となる、作家が星々のなかに見出した愛らしいキャラクター「アミちゃん」を描いた新作群も展覧販売いたします。
悠久の時を刻むオーロラと、その光の源から訪れた存在「アミちゃん」。西美公二のインスピレーションが織りなす、新たな展開をご覧ください。
アミちゃんバルーン登場!
西美公二のオリジナルキャラクター「アミちゃん」が巨大なバルーンとなって、展覧会場の目の前に登場します!幅3.5m高さ2.5mものインパクトあるアミちゃんの姿を、展覧会とあわせてお楽しみください。
■ 日時 10月 27日(月)、11月4日(火)、11月5日(水) 全日 11:00~20:00
■ 会場 渋谷ヒカリエ 8階 COURT ※Bunkamura Gallery 8/隣接
※展示日時は変更となる可能性がございます。予めご了承ください。