
11/14(金)より2週間限定上映される『アニキ・ボボ 4K レストア版』の公開を記念して、今年4月に開催され大好評だった「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」のアンコール上映が急遽決定!
今回のアンコール上映では、オリヴェイラ自身の死後に公開することが言付けられ、2015年以来見る機会のなかった自伝ドキュメンタリー『訪問、あるいは記憶、そして告白』。19世紀ポルトガルを代表する作家カミーロ・カステロ・ブランコの最後の日々を描き、オリヴェイラ作品のなかで最も厳格な作品ともされる『絶望の日』。黒沢清監督が絶賛した、驚天動地、奇想天外なオペラ映画の怪作『カニバイシュ』の3作品を上映します。
<上映作品>
『訪問、あるいは記憶、そして告白』
『カニバイシュ』
『絶望の日』
<作品紹介>
『訪問、あるいは記憶、そして告白』

1982年/ポルトガル/ポルトガル語/68分/原題:Visita ou Memórias e Confissões
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ/撮影監督:エルソ・ロケ/声:テレーザ・マドルーガ、ディオゴ・ドリア/台詞:アグスティーナ・ベッサ=ルイス
出演:マノエル・ド・オリヴェイラ、マリア・イザベル・ド・オリヴェイラ、ウルバノ・タヴァレス・ロドリゲス
オリヴェイラ自身が暮らしたポルトの家、家族、そして自らの人生を辿る自伝的な作品。自らの死後に発表するように言付けられ、2015年にポルト、リスボン、カンヌ国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された。
© Cineastas Associados, Instituto Portuges de Cinema
『カニバイシュ』

1988年/フランス、西ドイツ、イタリア、スイス/ポルトガル語/99分/原題:Os Canibais
監督・脚色・台詞:マノエル・ド・オリヴェイラ/原作:アルヴァロ・カルバリャル/撮影:マリオ・バローゾ/音楽・オペラ台本:ジョアン・パエス/製作:パウロ・ブランコ
出演:ルイス・ミゲル・シントラ、レオノール・シルヴェイラ、ディオゴ・ドリア
厳粛な雰囲気に満ちた貴族たちの晩餐会は、やがて驚愕の展開を見せる。人間、動物、機械などあらゆる境界を侵犯し、奇想天外なユーモアが炸裂するオペラ・ブッファ(喜劇的なオペラ)映画の怪作。
© Filmargem, La Sept, Gemini Films
『絶望の日』

1992年/ポルトガル、フランス/ポルトガル語/77分/原題:O Dia do Desespero
監督・脚本・台詞:マノエル・ド・オリヴェイラ/撮影:マリオ・バローゾ/製作:パウロ・ブランコ
出演:テレーザ・マドルーガ、マリオ・バローゾ、ルイス・ミゲル・シントラ
19世紀ポルトガル文学を代表する小説家カミーロ・カステロ・ブランコの生家を舞台に、拳銃自殺を遂げたカミーロの最期の日々を描く。オリヴェイラ作品の中で最も厳格とも評される作品。
© Madragoa Films, Gemini Films

マノエル・ド・オリヴェイラ長編監督デビュー作
『アニキ・ボボ 4K レストア版』
11/14(金)より2週間限定上映
“いつも正しい道を進め”
【STORY】
ドウロ河近郊に暮らす少年たち。カルリートスは内気な夢想家で、エドゥアルドは恐れを知らぬリーダー。⼆⼈はともに、グループで唯⼀の少⼥テレジーニャに恋をしている。ある⽇、カルリートスはテレジーニャが欲しがっていた⼈形を盗み、彼⼥にプレゼント。そのことをきっかけに少年たちの間に緊張が⾼まり、カルリートスはグループから仲間はずれにされる……。














