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30年たった今も、彼女たちはあなたを呼んでいる―――
名曲「コーリング・ユー」とともに、砂漠に舞い降りた天使
今も多くの映画ファンを魅了し続けている80年代の傑作を再びスクリーンで!
ラスヴェガスとロサンゼルスの間に位置するモハーヴェ砂漠の路上で、ドイツから旅行にやってきた夫婦は喧嘩の果てに、妻のジャスミンは一人で車を降り、砂漠には不似合いのハイヒールと大きなトランクを引きずって歩き続ける。そして道路脇にたたずむ寂れたカフェ兼モーテル兼ガス・ステーションにたどり着く。看板に書かれた文字は“BAGDAD CAFE”。そこでは女主人のブレンダが家族にもお客にも不機嫌に怒鳴り散らし、亭主さえも追い出したところだった。たどたどしい英語で部屋を借りたいと申し出るジャスミンに、けんか腰で対応するブレンダ。ここから2人の女性の物語が始まる。この店に集まる人々は、ピアノで一日中バッハを弾き続けるブレンダの息子、遊び回っているばかりの娘、働かないバーテンに加え、常連客はと言えば、女性タトゥー職人、ハリウッドから来た画家、ヒッチハイカー、数人の常連トラックドライバーたち・・・。変わり者だらけが集まる、いつも気だるいムードが漂うバグダッド・カフェ。だが、ジャスミンが現れてから、彼女をとりまく皆の心は癒されはじめるのだった。あの不機嫌なブレンダさえも。そして二人はいつしか離れがたい思いに結ばれていくのだが・・・。