
© 2024 – Uma Pedra No Sapato – Vivo film – Shellac Sud – Cinéma Defacto
第77回カンヌ国際映画祭 監督賞受賞
映像の魔術師ミゲル・ゴメスが4年の歳月をかけ完成させた最新作
観る者をアジアの迷宮へと誘う、時空を超えた幻想の映画の旅
ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞とアルフレッド・バウアー賞に輝いた『熱波』(12)、カンヌ国際映画祭監督週間部門に選出された『アラビアン・ナイト』(15/三部作)などで知られるポルトガルの鬼才ミゲル・ゴメスが、コロナ禍を乗り越え制作期間4年をかけて完成させた『グランドツアー』は、第77回(2024年)カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。文豪サマセット・モームが1930年に発表したグランドツアーの象徴的作品と言える「パーラーの紳士」からインスピレーションを得て、彼自身、グランドツアーを体験してから脚本に着手した。
撮影に『ブンミおじさんの森』(10)、『君の名前で僕を呼んで』(17)、『チャレンジャーズ』(24)の名撮影監督サヨムプー・ムックディプローム、日本側のプロデューサーに、『コンプリシティ/優しい共犯』(18)、『大いなる不在』(23)の近浦啓監督ら豪華スタッフが参加し、ミャンマー/シンガポール/タイ/ベトナム/フィリピン/日本/中国のアジア7カ国でロケを敢行。観る者を摩訶不思議な境地<グランドツアー>に誘う。過去と現代、現実と幻想、カラーとモノクロが混ざり合い、共鳴しながら織りなす類まれな映画の旅を、ぜひスクリーンで味わってほしい。
【STORY】
1918年、ビルマのラングーン。大英帝国の公務員エドワード(ゴンサロ・ワディントン)と結婚するために婚約者モリー(クリスティーナ・アルファイアテ)は現地を訪れるが、エドワードはモリーが到着する直前に姿を消してしまう。逃げる男と追う女の、ロマンティックでコミカルでメランコリックなアジアを巡る大旅行の行方は……。

『グランドツアー』公開記念
「ミゲル・ゴメス アーリーワークス」
8/22(金)~9/4(木) 開催決定!
ポルトガルから届いた、夏と記憶のシネマたち
初期傑作2本から探る、幻想の映画作家ミゲル・ゴメスの原点
監督デビュー作『自分に見合った顔』、その才能を世界に知らしめた『私たちの好きな八月』を特別上映。