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カズオ・イシグロ ノーベル文学賞受賞記念特別上映日の名残りThe Remains of the Day

12/9(土)~12/15(金) 連日19:15~
★予告編なし/本編からの上映
会場:Bunkamuraル・シネマ

このまま、何も言わずに 愛し続けたい――

1930年代、英国、ダーリントン邸。伝統は、彼女に愛を許さなかった。そして、彼に、愛を気づかせなかった。

1958年。ダーリントン邸の老執事スティーブンスのもとに、以前共に屋敷で働いていた女性ミス・ケントンから一通の手紙が届く。懐かしさに駆られる彼の胸に20年前の思い出が蘇る。当時、主人に対して常に忠実なスティーブンスと勝気なケントンは仕事上の対立を繰り返していた。二人には互いへの思慕の情が少しずつ芽生えていたが、仕事を最優先するスティーブンスがそれに気づくはずもなかった。そんな中、ケントンに結婚話が持ち上がる。それを知ったスティーブンスは激しく動揺するが…。

本年度ノーベル文学賞受賞のカズオ・イシグロのベストセラー小説を、『ハワーズ・エンド』『眺めのいい部屋』の名匠ジェームズ・アイヴォリーが映像化した珠玉の名作が、今、スクリーンに甦る

原作は、1989年に出版されたカズオ・イシグロ氏の第3作にして、代表作。英語圏最高の文学賞とされるブッカー賞を35歳の若さで受賞した同氏の名前は一躍世界に知られ、イギリスを代表する作家となった。1993年に映画化された本作は、第66回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞、作曲賞、美術賞、衣装デザイン賞の8部門にノミネートされた。特に、『ハワーズ・エンド』に続く共演となった名優アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンの抑制された演技は高く評価された。いまは亡きクリストファー・リーヴや、若き日のヒュー・グラントが脇をかためているのも魅力。監督は、『眺めのいい部屋』『モーリス』『ハワーズ・エンド』をはじめとする数々の傑作で英国の伝統美とエレガンスの中に人間関係の機微を描き続けていた名匠ジェームズ・アイヴォリー。実際のカントリーハウス(英国貴族の邸宅)で撮影された本作に登場する麗しい調度や、当時の上流階級の紳士淑女や使用人たちの衣装、クラッシックカーの数々は、眼福の一言。現在日本でも高い人気を誇る英国ドラマ「ダウントン・アビー」の世界観にも通じる。今夏公開され話題となった『ハイドリッヒを撃て』に連なるミュンヘン会談の裏側を英国側の視点から描いており、実は歴史映画ファンにも興味深い要素がある。

監督
ジェームズ・アイヴォリー
原作
カズオ・イシグロ
キャスト
アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソン、ジェームズ・フォックス、クリストファー・リーヴ、ヒュー・グラントほか
作品情報
1993年/134分/ブルーレイ上映/イギリス
配給
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

上映スケジュール

<混雑状況の目安>

(2017年12月15日 現在)

平日(毎月1日・毎週火曜は除く)

19:15

土日祝

19:15

落ち着いています

混み合います

大変混み合います

[12/9(土)〜12/15(金)]連日19:15〜(終)21:30
★予告編なし/本編からの上映

概要

料金

料金:1,200円均一
※特別興行のため各種割引・サービスデーは対象外

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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