昨年より新型コロナウィルスに以前までの日常を奪われる中、他者との距離感や国家間の関係性など、様々なことに改めて直面した私たち。日々の生活の中では手指消毒や検温などが当たり前となりましたが、その中でも最もこの時を象徴するアイテムが顔の半分を隠すマスクではないでしょうか。はっきりとした表情が読み取れないまま1年以上を過ごした私たちが、いつかこの辛い時期を励ましあった人々とマスクなしの顔で対面した時、我々はいったいどんな想いを経験するのでしょう。
今展では3名の作家が生み出したそれぞれの「顔」をご紹介いたします。際立つ色彩感覚と生き生きと動く筆、ユニークなシチュエーションの中でみえる印象的で不確かな表情を生み出す新藤杏子の作品。アンニュイでシュール、強い視線のなかにも儚さを感じさせるスガミカの作品は、モチーフと色合いのバランスから人の奥深さを感じることができます。そして、その質感とダイナミックな構図で今注目の的となっている友沢こたおの作品は、味わったことのない皮膚感覚を共有できるような不思議な体験を味わえます。
年齢、性別、環境など、自分と全く異なる表情と直面した時、今のあなたは何を感じるでしょうか。独自の世界観で人気を誇る3作家の個性あふれるそれぞれの「顔」をご堪能ください。
【出展作家】新藤杏子、スガミカ、友沢こたお
混雑を避けるため、友沢作品のみ抽選販売とさせていただきます。
下記注意事項すべてご承諾いただけた方のみ抽選にご参加いただけます。
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※抽選販売についての注意事項※
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