勇敢に立ち向かう主人公となった少年
窓の外をじっと見つめる一人の女の子
日常に潜む自然光は神秘的な空間をも召喚する
懐かしい記憶の裏側にある、喜び・悲しみ・苦しみ・・・
不確かな感情は成長と共に確実性を帯びてくるもの。
今展ではそんな遠い記憶や体験を紐解き、独自な物語へと昇華させる
現代作家4人展を開催します。
油彩・アクリル・岩絵の具、使用する画材は様々、
過去の自分を今の自分が解釈していくかのように
ひとつの物語に落とし込んでいきます。
幼い頃の曖昧な記憶は、確かに体験した当時の思い出。
誰もが持ち合わす忘れえぬ情景は、記憶が薄らぐにつれ
より濃く鮮明な記録として姿を変えていきます。
色褪せない想いを現代に呼び起こし、嘘偽りのない空想世界を表現する。
現実と非現実を彷徨うユニークな視点で描かれた作品の数々を是非ご覧ください。
【出展作家】
澁澤星、田中武、堤康将、横内里奈