線や面、凹や凸、石や鉄など、素材や形にとらわれることなく独創的な発想で抽象表現を追求し続ける濱田亨。19歳という若さで渡欧して以来、彫刻家・画家としてパリを拠点に国内外にて活躍し、ベルギーやイタリアで個展を開催するなど国際的にも評価が高い現代アーティストです。
Bunkamura Galleryにて2年ぶりの個展となる本展では、新作を中心に50余点の作品を展示販売。画面を吞み込むかのように縦横無尽に行き交う多彩な色と、泰然自若とした紺碧の奥に潜む鼓動が刻まれたような作品。全く異なったふたつの作品(diptyque)の思いもかけない邂逅(inattendu)で、そこには未知の想像を無限にまで膨らませるような、新たな世界が広がります。既成概念を打ち壊し、ますます自由で鮮やかに広がる濱田亨の新天地をご堪能ください。