芽吹きの季節、いきもの達が花々を届けに訪れます。
我々に寄り添うような温かい眼差しで―
Bunkamura Galleryでは初の個展となる鷹濱春奈。院展入選や、数々の公募展で賞を受賞するなど着実に評価を得ている注目の若手日本画家です。彼女に描かれた生き物たちは画面から溢れる気迫があり、我々の心を見透かしているかのような鋭い眼差しと厳とした雰囲気があります。昨年には立命館大学茨木キャンパス分林記念館能舞台の背景画「松図」を収めるなど、伝統的な表現にも造詣が深く実力も確か。仏画を思わせるような鞍を背負った動物たちはどこか神聖で我々に美しい花と共に幸せを贈り届けているようです。
今展では鷹濱が描き続けている定番のモチーフ「鷹図」と、心新たに動物と花を組み合わせて描いた「花郵便」シリーズの新作も発表いたします。表情豊かに幅広く展開された作品群をどうぞお楽しみください。
◆作家在廊日◆
18日(水)・20日(金)・21日(土)・22日(日)・24日(火) (各日13~16時頃)
※在廊時間は変更する可能性もございます。何卒ご了承くださいませ。