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COCOON PRODUCTION 2022
NINAGAWA MEMORIAL
パンドラの鐘

2022/6/6(月)~6/28(火)
会場:Bunkamuraシアターコクーン

20世紀最後の超大作「パンドラの鐘」が世紀を超えて蘇る!
新世代の旗手のひとり、杉原邦生が演出に挑む!


 

1999年シアターコクーン芸術監督に就任した蜷川幸雄が、ともに世界の舞台で戦ってきた野田秀樹氏に新作戯曲の執筆を依頼し、書き下ろされた「パンドラの鐘」。
日本の演劇界の二大巨頭が、同時期にBunkamuraシアターコクーンと世田谷パブリックシアターの2館でそれぞれ演出し上演するという世紀の対決は、一大センセーションを巻き起こしました。
蜷川演出版には、大竹しのぶ、勝村政信、生瀬勝久、松重豊ら、一方の野田演出版は、堤真一、天海祐希、古田新太、松尾スズキなど、豪華出演陣の対決も大きな話題を呼びました。
現役のまま惜しまれつつ 2016 年に この世を去った前芸術監督・蜷川幸雄の 七回忌 を迎える今年、“NINAGAWA MEMORIAL”と題し、初演以来23年ぶりにBunkamuraシアターコクーンにて上演します。蜷川作品より多大な影響を受け、アングラ、シェイクスピア、海外戯曲、歌舞伎まで様々なジャンルの作品を手掛けている、新世代の演劇界を担う気鋭の若手演出家、杉原邦生の手によって、記念すべき公演として再び現代に蘇ります。

―――賭けをしましょう。あなたの服に触れず、その乳房に触れた日のように、いつか未来が、
この鐘に触れずに、あなたの魂に触れることができるかどうか。滅びる前の日に、この地を救った古代の 心が、ふわふわと立ちのぼる煙のように、いつの日か遠い日にむけて、届いていくのか。
ヒメ女、古代の心は、どちらに賭けます?俺は、届くに賭けますよ。

古代から現代へ、遥かなる時空を超えて壮大なスケールで描かれた本作は、「挑戦に満ちた非常に面白い本」と蜷川が語った通り、日本の歴史のTABOO に真っ向から挑んだ衝撃作。
世紀を超えてもなお色褪せないメッセージを杉原の新演出により現代を生きる人々にお届けします。

 

 

  • ストーリー
    太平洋戦争開戦前夜の長崎。
    ピンカートン財団による古代遺跡の発掘作業が行われている。考古学者カナクギ教授の助手オズは、土深く埋もれていた数々の発掘物から、遠く忘れ去られていた古代王国の姿を、鮮やかによみがえらせていく。
    王の葬儀が行われている古代王国。兄の狂王を幽閉し、妹ヒメ女が王位を継ごうとしているのだ。従者たちは、棺桶と一緒に葬式屋も埋葬してしまおうとするが、ヒメ女はその中の一人ミズヲに魅かれ、命を助ける。
    ヒメ女の王国は栄え、各国からの略奪品が運び込まれている。あるとき、ミズヲは異国の都市で掘り出した巨大な鐘を、ヒメ女のもとへ持ち帰るが……。
    決して覗いてはならなかった「パンドラの鐘」に記された、王国滅亡の秘密とは?
    そして、古代の閃光の中に浮かび上がった<未来>の行方とは……?
  • 作:野田秀樹 コメント
    蜷川幸雄は、20も年下の私を、人前では必ず「野田さん」と呼んでくれた。それは蜷川さんの律儀な「他の演劇人」へのリスペクトの表れだった。ただ、話し込んでいくといつの間にか「野田、お前さあ」に変わっていった。私は、律儀なリスペクトが親愛の情に変わるその瞬間が好きだった。
    あの日もそうだった。
    「野田さん」で始まった対談が終わる寸前、「野田さあ、お前、俺になんか書けよ」になっていた。私は「蜷川さん、有難い話だけれど、自分の芝居を書くのに精一杯ですよ」そう答えながら、ふと突拍子もなく図々しいことを思いついた。「でも蜷川さん、これから僕が自分で演出するために書く芝居を、蜷川さんも演出してくれるんだったら、書きますよ」当然、「バカ、ふざけんな!」という答えが返って来るとニヤついていたら
    「いいよ、それでも」という真顔の返事だった。私は驚きと半信半疑で「え?でも、それは僕だけが得しますよ」私は、どう考えても蜷川さんに失礼この上ない事を言ってしまったと思い直した。けれども蜷川さんは「そのくらいのことをしなけりゃ、硬直した演劇界は面白くならねえんだよ」「いや、でも…」「大丈夫だよ、それで。俺の方がいい演出してやるから」「ほんとに?」「ほんとだよ、バカ!」…ほんとなんだ、本気なんだ。しまったこれはもしかしたら、大変な約束をしてしまったかもしれない。臆した時にはもう遅い。話は決まってしまった。
    こうして私は蜷川幸雄を意識しながら懸命に芝居を書いた。そして「パンドラの鐘」という作品が世に生まれた。
    あの日、私は蜷川幸雄に演劇人としての懐の深さと演出家としての芯の勁さを感じとった。
    蜷川さんのその深さと勁さがなければ、この「パンドラの鐘」は生まれなかっただろう。
    その深さと勁さを、この度は、若くして才ある演出家杉原邦生さんに委ねる。杉原さんもこれだけ言われるとプレッシャーを感じるだろうが、大丈夫、白石加代子を始めとした、海千山千の「深く」「勁い」役者ばかりだ、好き放題にやっていただきたい。
    バトンは渡された。 

    野田秀樹
  • 演出:杉原邦生 コメント
    僕たちが生きるこの世界から争いが消えることはない―――そんなかなしい確信を抱かざるを得ない現実を目の当たりにする日々の中で、野田秀樹さんがこの戯曲に託した〈希望〉の意味を改めて噛み締めています。そして、このシアターコクーンで生前数々の名作を生み出した蜷川幸雄さんの七回忌を迎える本年、「NINAGAWA MEMORIAL」と冠した公演で演出を託されることの重責を強く感じています。それと同時に、二人の偉大な演劇人のレガシーを僕たちが繋いでいけることの〈希望〉に、これまでにない大きな興奮をおぼえています。
    成田凌さん、葵わかなさんというフレッシュなお二人をはじめとする魅力的すぎるキャスト陣に加え、異種混合で多彩なスタッフの皆さんとともに、パンドラの鐘の中に残された人類の〈希望〉を、その鐘の音に乗せ、古代から現代、そして遠く未来へと響かせたい。それが僕の願いです。
  • 成田 凌 コメント
    20年前から様々な方々が演出され、演じられてきたこの「パンドラの鐘」、"ミズヲ"を演じさせていただきます。自分自身、初めて舞台に立たせていただきますが、気の知れた方や信頼できる方、大先輩方に支えられながらしっかりとミズヲを演じられたらと思います。葵わかなさんは前回お母さんだったのでまた違うお芝居ができるのをたのしみにしています。迫力のあるものをお見せ出来ますよう、頑張ります。
  • 葵 わかな コメント
    脚本を初めて読ませていただいた時の気持ちが、今も強く残っています。不思議で突拍子もなくて、巧妙で、切なくて…色々な気持ちが浮かびすぎて、なんて言葉で表したらいいのかわからないくらいなのですが、それを表現する立場に加われることがとても嬉しいです。成田凌さんとは親子という間柄を演じて以来の共演なので、不思議な気持ちもあるのですが、とても心強いです。この作品ではどんな関係性をお見せできるのかとても楽しみです。演出の杉原邦生さんをはじめとする座組の皆さんとご一緒させていただけることに、とてもワクワクしています!精一杯頑張りたいです。
  • 撮影:蜷川実花 コメント
    父が亡くなって6年経っても、こうして「NINAGAWA MEMORIAL」と題して公演をしてくださること、ありがたく思っています。
    そして、その公演にビジュアル撮影という形で参加することができて、とても嬉しいです。本当にありがとうございます。1999年の公演も両パターン観ているので、今回はどんなことになるのか楽しみです。
              
    写真家・映画監督 蜷川実花
  • チケット先行販売
  • 年会費無料

概要

スタッフ

作:野田秀樹
演出:杉原邦生

美術:金井勇一郎、音楽:☆Taku Takahashi[m-flo]、照明:髙田政義[RYU]、
音響:稲住祐平[エス・シー・アライアンス]、衣裳:Antos Rafal[ANTOSTOKIO]、
ヘアメイク:国府田圭、振付:仁科幸、北川結[モモンガ・コンプレックス]、
所作指導:藤間貴雅、ドラマトゥルク:稲垣貴俊、演出助手:矢本翼子、舞台監督:足立充章

出演

成田 凌、葵わかな
前田敦子、玉置玲央、大鶴佐助
森田真和、亀島一徳、山口航太、武居 卓
内海正考、王下貴司、久保田 舞、倉元奎哉、米田沙織、涌田 悠
柄本時生、片岡亀蔵、南 果歩、白石加代子

公演日程

2022/6/6(月)~6/28(火)

6/6(月)18:00
6/7(火)13:30
6/8(水)13:30/18:00
6/9(木)休演
6/10(金)18:00
6/11(土)13:30/18:00
6/12(日)15:00
6/13(月)13:30
6/14(火)13:30
6/15(水)13:30
6/16(木)休演
6/17(金)18:00
6/18(土)13:30/18:00
6/19(日)15:00
6/20(月)13:30
6/21(火)13:30
6/22(水)13:30/18:00
6/23(木)休演
6/24(金)18:00
6/25(土)13:30/18:00
6/26(日)15:00
6/27(月)13:30
6/28(火)13:30

2022年
6月
6
(月)
7
(火)
8
(水)
9
(木)
10
(金)
11
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(日)
13
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(水)
16
(木)
13:30

15:00
18:00
2022年
6月
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(月)
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(水)
23
(木)
24
(金)
25
(土)
26
(日)
27
(月)
28
(火)
13:30
15:00
18:00

※★印の回は収録のため、客席にカメラが入ります。予めご了承ください。

会場

Bunkamuraシアターコクーン

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

アクセス

[協力]
NODA・MAP
[主催/企画・製作]
Bunkamura

ーーーーーーーーーーーーーーーー

[大阪公演]
2022年7月2日(土)~7月5日(火)森ノ宮ピロティホール
大阪公演主催:サンライズプロモーション大阪
チケット発売日:2022年5月22日(日)10:00~
https://kyodo-osaka.co.jp/search/detail/4443
お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00/日曜・祝日は休業)

チケット情報

料金

S:¥11,000 A:¥9,000 コクーンシート:¥5,500 (税込・全席指定)
U25(25歳以下当日引換券)¥3,500 (税込)
<ご注意>下記、注意事項がございます。予めご了承くださいますようお願いいたします。
※本公演は政府の判断によるイベント収容率に基づき、販売座席を決定いたします。
※公演中止、または、主催者がやむを得ないと判断する場合以外のチケットの払い戻しはいたしません。チケットご購入の際には、ご自身の体調や環境をふまえ、ご判断くださいますようお願いいたします。
やむを得ない事情により、ご購入者様本人の来場が難しい場合は、
チケットトレードリセール「チケトレ」をご活用ください。
券面価格でのお取引が可能です。
■チケトレ(公式チケットトレードリセール)https://tiketore.com/
※未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。
※コクーンシートは、特にご覧になりづらいお席となります。ご了承の上、ご購入ください。
※U25(25歳以下当日引換券)チケットはBunkamuraのみのお取扱いとなります。
※劇場内では常時マスクの着用をお願いいたします。マスクは不織布マスクを推奨しております。マスクは鼻から顎まで隙間なく覆うように正しく着用してください。マスクを着用でない方のご入場はご遠慮いただきます。
※チケット購入時に登録の氏名・連絡先は、保健所等の公的機関からの要請により提供させていただく場合がございます。
※チケットご購入後の内容の変更、キャンセルはできません。
※チケット券面に購入者氏名が印字されます。
※車椅子スペース(S席相当)には限りがございます。車椅子でご観劇のお客様は座席指定券をご購入の上、お早目にBunkamuraへご連絡ください。S席をお持ちでないお客様は差額をお支払いいただきますので予めご了承くださいますようお願いいたします。また、お座席でご観劇の場合も当日スムーズにご案内をさせていただくため、公演日前日までにご購入席番をBunkamuraへご連絡ください。
※営利目的でのチケットのご購入ならびに転売は固くお断りいたします。
※当劇場の感染症対策とご来場されるお客様へのお願いにつきましては、最新情報をホームページにてご確認の上、ご来場ください。

<U25チケット引換方法および注意事項>
※U25チケットは一般発売4/17(日)より発売いたします。(前売り販売のみ・数量限定)
※ご観劇日当日25歳以下の方のみ対象となり、引換時に25歳以下であることが確認できない場合は差額を頂戴いたします。
※ご観劇日当日、開演1時間前より当日券売場(劇場入口横)にて「U25チケット引換券」と「お名前・生年月日が確認できる身分証」をご提示ください。座席指定券とお引換いたします。
※お引換えの際、席種や席位置はお選びいただけません。座席は事前にご用意いたします。先着順ではございません。お連れ様と連席でご用意できない場合もございます。
※販売枚数に限りがございます。予定枚数になり次第、販売を終了させていただきますので、予めご了承ください。

MY Bunkamura先行発売

抽選制

受付期間:2022/3/7(月)12:00~3/14(月)23:59まで。

※お申込みは1登録者につき1回のみ、第三希望まで。枚数制限は1公演につき4枚まで。
※抽選結果は3月18日(金)よりメールにてご案内いたします。
※抽選結果発表予定日を過ぎてもメールが届かない場合は「マイページ」よりご確認ください。
※抽選時刻ほか抽選作業の詳細はお答えいたしかねます。
※先行抽選販売は、条件の良い座席を確約するサービスではございません。
※チケットご購入後の内容の変更・キャンセルはできません。

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MY Bunkamuraとは

一般発売

2022/4/17(日)

枚数制限

発売初日のみ1回の受付につき4枚まで。

チケット取扱い

Bunkamuraでのお申込み
お電話
Bunkamuraチケットセンター(オペレーター対応/10:00~17:00)
03-3477-9912 <※4/17(日)発売日初日特電>
03-3477-9999 <※4/18(月)以降、残席がある場合のみ取扱いあり>
チケットカウンター
<※4/18(月)以降、残席がある場合のみ取扱いあり>
Bunkamuraチケットカウンター<Bunkamura1F 10:00~18:00>
東急シアターオーブチケットカウンター<渋谷ヒカリエ2F 11:00~18:00>
インターネット

※本公演のBunkamuraでの一般発売日<4/17(日)>は、Bunkamuraチケットセンター特別電話及びオンラインチケットMY Bunkamura(PC、スマートフォン)での受付となります。
Bunkamura及び東急シアターオーブチケットカウンター(店頭)での販売はございません。

※チケットカウンターの営業時間は公演スケジュールにより異なります。詳細はhttps://www.bunkamura.co.jp/topics/3491.htmlをご確認ください。

その他プレイガイドでのお申込み
インターネット

チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/pandora2022/(PC・スマホ共通/座席選択可能)

イープラス
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ローソンチケット
https://l-tike.com/pandora2022/(PC・スマホ共通/発売日翌日以降座席選択可能)

店頭

<※4/18(月)以降、残席がある場合のみ取扱いあり>
チケットぴあ
セブン-イレブン(24時間 毎週火曜日・水曜日の1:30AM~5:30AMを除く) <Pコード:510-735>

イープラス
ファミリーマート店舗 (座席選択可能)

ローソンチケット
ローソン・ミニストップ店内Loppi <Lコード:31886>

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