岩松了×森田剛の初タッグ!
岩松了による新作書き下ろしに、魅力的な共演者たちが結集!
森田演じる反政府軍の兵士の物語は、森田自身に充て書きされた役柄であり、ストーリー。物語の設定や登場人物の関係性などから「これまでの作品の中で一番難しい戯曲になる気がしている」という岩松の世界観をどのように森田が体現するのか期待が高まります。
共演に、勝地涼、平岩紙、筒井真理子、宮下今日子、新名基浩、大友律、髙橋里恩、三村和敬、二ノ宮隆太郎、豊原功補、村上淳と若手からベテランまで、個々に強烈な個性を放つ、魅力的なキャストが結集しました。
≪あらすじ≫
舞台は反政府軍のアジト。反政府軍の兵士・多岐川秋生(森田 剛)は、尊敬するリーダー吉田満(村上 淳)の妹・リン(平岩 紙)と恋愛関係にある。
ある日リンが暴漢に襲われ、司令部のある町に派遣されていた秋生は身を案じ慌ただしく帰還する。傷を負いながらも、リンは愛する恋人や仲間たちが自分を見守ってくれることに幸福を感じ、回復へと向かう。
命の保証のない日々のなか、結婚に踏み切れない秋生と、その考えを察して共に闘いたいと願うリン、そんな彼女に戸惑う満。
やがて、秋生が絶対的な信頼をおいていた満に対して不信を覚えざるをえないような出来事が起こる。満への感情と連動するようにリンを否定する気持ちがわき上がり、戸惑う秋生。同じころ、政府軍のスパイが組織に入り込んでいたことがわかり、事態はさらに複雑さを増していく─。
日本のチェーホフと呼ばれ、人間の内部で無意識に動く感情を説明的なせりふを排し、物語の核を隠しながらもリアルに生々しく描き出す岩松。
実に4年ぶりとなるシアターコクーンでの新作公演、また、かねてより岩松了自らラブコールを送り続けていた森田剛との初タッグにどうぞご期待ください!