ホーム > Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE vol.5罪と罰
PAGE PRINT

Bunkamura30周年記念
シアターコクーン・オンレパートリー2019
DISCOVER WORLD THEATRE vol.5
罪と罰

2019/1/9(水)~2/1(金)
会場:Bunkamuraシアターコクーン

ロシアの文豪ドストエフスキーの代表作であり、後世に数々の影響を与えた名作「罪と罰」。
シアターコクーン3度目の登場(「地獄のオルフェウス」「欲望という名の電車」)となる
英国人演出家フィリップ・ブリーンが理想のキャストとともに舞台化に挑みます。


DISCOVER WORLD THEATREシリーズの第5弾となる今回は、ロシア文学の傑作長編小説『罪と罰』を取り上げます。後世に多大なる影響を与えたドストエフスキーの名作を現代の日本の観客たちにどう魅せていくのか大注目です。

演出は、2015年『地獄のオルフェウス』で日本デビューを華々しく飾り、2017年『欲望という名の電車』ではキャスト陣の熱演を導き出し、更なる評価を高めた気鋭の英国人演出家フィリップ・ブリーン。さらに戯曲は自身が2016年にLAMDA(ロンドン・アカデミー・オブ・ミュージックアンドドラマティック・アート)に書き下ろしたものをベースに、日本公演のために再構築していきます。

主演は、「正義のためなら人を殺す権利がある」と殺人を犯す青年ラスコリニコフに三浦春馬。ブリーンの日本デビュー作『地獄のオルフェウス』に出演した際に意気投合し、もう一度一緒に作品創りがしたいと言っていた、二人の念願の作品となります。また家族のために娼婦となり、ラスコリニコフと心を通わすソーニャに3年ぶり舞台3作品目となる大島優子。ソーニャの義理の母カテリーナに麻実れい、主人公を疑い心理面から追い詰める捜査官ポルフィーリに勝村政信、さらに主人公の妹役に南沢奈央、母親役に立石涼子、親友役には松田慎也、そして謎の男スヴィドリガイロフに山路和弘ら文芸大作に挑むにふさわしい豪華実力派キャストが揃いました。

哲学的な思索、社会に対する反動的な見地と政治思想、宗教感を織り交ぜながら、そして当時のロシアでの民衆の生活状況を描きつつ、殺人者の倒錯した精神入り込んでの心理描写など読み応え満載の原作から、どのような舞台が生まれるか、どうぞご期待ください。

  • フィリップ・ブリーン プロフィール
    英国リバプール出身。ケンブリッジのトリニティ・カレッジにて社会政治学を学びながら、数多くの学生演劇を演出。2001年には、エジンバラ・フリンジ・フェスティバルにて、The Perrier Comedy Award にノミネート。その後はローレンス・オリヴィエ賞最優秀監督賞受賞の巨匠テリー・ハンズに師事。
    ブリーンの演出家としてのプロデビューは、グラスゴー・シチズンズシアターにてブレヒトの『アルトロ・ウィの抑え得た興隆』。その後、ロイヤル・オペラ、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)、チチェスター・フェスティバル・シアターにてアシスタントディレクターを務め、スティーブン・ピムロット、マーティン・ダンカン、ナンシー・メックラー、そしてグレゴリー・ドーランといった演出家の下で確かな実績を積み、彼らの信頼を勝ち得てきた。独立してからの30本以上に及ぶ自身の演出作品は、Fringe Firsts, Critics Association Awards for Theatre in Scotland, Time Out New York "Best of" Awards, Off Broadway Stonys, Stage Awards, The Holden Street Theatre Award など様々な演劇賞を受賞もしくはノミネート。新作から、古典戯曲、ミュージカル、ジャズキャバレー、コメディまで幅広い分野の作品を演出。また、アシスタントディレクター時代も含め、ウエストエンド、オフ・ブロードウェイ、東京、シドニー、メルボルン、ドバイ、LAなど世界各地での上演を経験。古巣RSCでの演出家デビューは、2012年(~13年)の『ウィンザーの陽気な女房たち』で、劇評家達をうならせ、大好評を博した。そして、2014年ロンドン・トライシクル劇場で演出したサム・シェパード作『TRUE WEST~本物の西部』が各紙劇評で高く評価され、一躍その名を広める。(2013年グラスゴー・Citizens Theatre で上演した作品のリバイバル)。また、2014年12月RSC『The Shoemaker's Holiday』も好評を博し、2015年5月『地獄のオルフェウス』(出演:大竹しのぶ、三浦春馬、水川あさみ、三田和代 他)にて、日本で念願の演出家デビューを果たし、見事に成功を収めた。2017年は、RSCの新しいプロダクションで、リチャード・ビーン新作『THE HYPOCRITE(偽善者)』を演出。同年12月『欲望という名の電車』(出演:大竹しのぶ、北村一輝、鈴木杏、藤岡正明 他)でもキャストの実力をいかんなく発揮した。
    2018年1月には『ヘッダ・ガブラー』をLAMDAにて演出。また、『Shakespeare in Love(恋に落ちたシェイクスピア)』(Bath Theatre Royal、Sonia Friedman、Eleanor Lloyd、そしてDisney が製作) が10月に開幕予定。そして、2019年には、 ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーにて、Jon Vanbrughの『The Provoked Wife』を演出する。
  • 『罪と罰』 あらすじ
    舞台は、帝政ロシアの首都、夏のサンクトペテルブルグ。
    学費滞納のため大学から除籍された頭脳明晰な貧乏青年ラスコリニコフ(三浦春馬)は、自分は一般人とは異なる「選ばれた非凡人」としての意識で、「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」という独自の理論を持っていた。強欲で狡猾な金貸し老婆を殺害し、奪った金で世の中のための善行をしようと企ててはいるが、酒場で出会った酔っ払いの退職官吏、その後妻カテリーナ(麻実れい)とその貧乏な家族たちを見ると質入れで得たお金もすべて渡してしまうのだった。
    そしてついに殺害を実行するが、殺害の現場に偶然にも居合わせた老婆の妹までをも殺してしまう。この日からラスコリニコフは罪の意識、幻覚、自白の衝動に苦しむことになる。
    意識も失い数日間も寝込む彼を心配する親友ラズミーヒン(松田慎也)、上京してきた母プリヘーリヤ(立石涼子)と妹ドゥーニャ(南沢奈央)。さらには謎の男スヴィドリガイロフ(山路和弘)の登場もあり、サイドストーリーでは当時のロシアの生活を描きながら、彼をとりまく物語は興味深く進んでいく。
    そして老婆殺し事件では、ラスコリニコフを疑う国家捜査官ポルフィーリ(勝村政信)との息詰まる論戦もあり、ついには真犯人だと名乗る男まで登場。犯罪者の心理を描いた倒叙ミステリーの要素も持ちつつスリリングな展開となっていく。
    馬に踏まれて死んでしまう退職官吏の娘・娼婦ソーニャ(大島優子)の家族のためへの自己犠牲の生き方に心をうたれて、最後には自首するラスコリニコフ。
    正当化された殺人、貧困に喘ぐ民衆、有神論と無神論の対決など普遍的かつ哲学的なテーマを扱いながら、最後には人間回復への強烈な願望を訴えたヒューマニズム大作である。

概要

スタッフ

原作:フョードル・ドストエフスキー
上演台本・演出:フィリップ・ブリーン
翻訳:木内宏昌
美術・衣裳:マックス・ジョーンズ

照明:勝柴次朗 音楽:パディ・カニーン 音響:長野朋美 ヘアメイク:佐藤裕子
アソシエイト・デザイナー:ルース・ホール 衣裳補:桜井麗 美術助手:原田愛
演出助手:桐山知也 通訳:時田曜子 舞台監督:幸光順平

出演

三浦春馬、大島優子、南沢奈央、松田慎也、
真那胡敬二、冨岡弘、塩田朋子、粟野史浩、瑞木健太郎、深見由真、奥田一平、
山路和弘、立石涼子、勝村政信、麻実れい

高本晴香、碓井彩音

<ミュージシャン>
大熊ワタル(クラリネット)
秦コータロー(アコーディオン)
新倉瞳※(チェロ)
※1/11(金)、1/18(金)、1/24(木)、1/25(金)、1/26(土)、1/27(日)は新倉瞳に代わり、西牧佳奈子が出演いたします。

公演日程

2019/1/9(水)~2/1(金)

1/9(水)18:30
1/10(木)18:30
1/11(金)18:30
1/12(土)13:00/18:30
1/13(日)13:00
1/14(月・祝)13:00/18:30
1/15(火)休演
1/16(水)18:30
1/17(木)13:00/18:30
1/18(金)13:00
1/19(土)13:00/18:30
1/20(日)13:00
1/21(月)休演
1/22(火)18:30
1/23(水)13:00
1/24(木)13:00/18:30
1/25(金)18:30
1/26(土)13:00/18:30
1/27(日)13:00/◎18:30
1/28(月)休演
1/29(火)13:00/18:30
1/30(水)13:00
1/31(木)13:00/18:30
2/1(金)13:00

2019年
1月
9
(水)
10
(木)
11
(金)
12
(土)
13
(日)
14
(月)
15
(火)
16
(水)
17
(木)
18
(金)
19
(土)
20
(日)
21
(月)
22
(火)
23
(水)
24
(木)
25
(金)
26
(土)
27
(日)
28
(月)
29
(火)
30
(水)
31
(木)
2/1
(金)
13:00


18:30

出演者の体調不良により1/22(火)18:30の公演を中止とさせていただきました。
◎振替公演 1/27(日)18:30

会場

Bunkamuraシアターコクーン

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

アクセス

[主催/企画・製作]
Bunkamura

【大阪公演】2019年2月9日(土)~17日(日) 森ノ宮ピロティホール
お問合せ:キョードーインフォメ―ション 0570-200-888(10:00~18:00)
http://www.kyodo-osaka.co.jp

チケット情報

料金

S席¥10,500 A席¥8,500 コクーンシート¥5,500(税込・全席指定)
※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承のうえ、ご購入ください。
※未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。
※車椅子スペースには限りがございます。
 車椅子でご観劇のお客様は座席指定券をご購入のうえ、お早目にBunkamuraへご連絡ください。
 また、お座席でご観劇の場合も当日スムーズにご案内をさせていただくため、
 公演日前日までにご購入席番をBunkamuraへご連絡下さい。
※営利目的でのチケットの購入、並びに転売は固くお断りいたします。
※舞台上で喫煙のシーンがございます。予めご了承ください。

MY Bunkamura先行発売

抽選制

受付期間:2018/9/19(水)12:00~9/28(金)23:59まで。

※先行受付の枚数制限は、登録者1名につき1回のみ、1公演4枚まで。
※抽選結果は、10/2(火)よりメールにてご案内いたします。
※抽選結果発表予定日を過ぎてもメールが届かない場合は「マイページ」よりご確認ください。
※抽選時刻ほか抽選作業の詳細はお答え致しかねます。予めご了承ください。

MY Bunkamuraとは

一般発売

2018/10/27(土)

枚数制限

※発売日初日のみ1回の受付に付き4枚まで。

チケット取扱い

Bunkamuraでのお申込み
お電話
Bunkamuraチケットセンター(オペレーター対応/10:00~17:30)
03-3477-9912<10/27(土)発売日初日特別電話>
03-3477-9999<10/28(日)以降、残席がある場合のみ取扱いあり>
チケットカウンター
Bunkamuraチケットカウンター<Bunkamura1F 10:00~19:00>
※7/2(月)~11/15(木)まで改修工事のため休業
東急シアターオーブチケットカウンター<渋谷ヒカリエ2F 11:00~19:00>
※10/28(日)以降、残席がある場合のみ取扱いあり

※本公演のBunkamuraでの一般発売日<10/27(土)>はBunkamuraチケットセンター特別電話及びオンラインチケットMY Bunkamura(PC・スマートフォン)での受付となります。
東急シアターオーブチケットカウンター(店頭)での販売はございません。
※Bunkamuraチケットカウンターは11/15(木)まで休業。

その他プレイガイドでのお申込み

※一般発売日以降は残席がある場合のみお取扱いいたします。
※0570で始まる電話番号は一部の携帯電話・IP電話・CATV接続電話・PHSからはご利用できません。
※音声自動応答での受付番号は、ダイヤル回線からのご利用はできません。

お電話

チケットぴあ
0570-02-9970 (発売日初日特電/10:00~23:59 / Pコード不要)
0570-02-9999 (10/28(日)以降 24時間・音声自動応答 / Pコード:488-259)

ローソンチケット
0570-084-633(発売日初日特電 / 10:00~23:59 / Lコード不要)
0570-000-407(10/28(日)以降 10:00~20:00/オペレーター対応)

インターネット

チケットぴあ
http://w.pia.jp/t/tsumibatsu/ (PC・携帯・スマホ共通/PC・スマホは座席選択可能)

イープラス
http://eplus.jp/tsumibatsu/ (PC・携帯・スマホ共通/PC・スマホは座席選択可能)

ローソンチケット
http://l-tike.com/tsumibatsu/ (PC・携帯・スマホ共通/PC・スマホは座席選択可能)

店頭

チケットぴあ店舗<店舗により営業時間が異なります>
※詳しくはHPにてご確認ください。http://pia.jp/shoplist/

セブン-イレブン<24時間 毎週火曜日・水曜日の1:30AM~5:30AMを除く>

イープラス
ファミリーマート各店舗 (店内Famiポート直接購入・座席選択可能)

ローソンチケット
ローソン・ミニストップ各店舗 (店内Loppi直接購入/Lコード:31413)

お問合せ

Bunkamura 03-3477-3244<10:00~19:00>

Pickup
PAGE TOP