第17回アジア・フィルム・アワード最優秀主演女優賞(ジアン・チンチン)受賞
同 監督賞(グー・シャオガン)&音楽賞(梅林茂)ノミネート
第36回東京国際映画祭コンペティション部門出品作
『春江水暖~しゅんこうすいだん』のグー・シャオガン監督の山水映画第二弾は、人気中国俳優ウー・レイ主演。
本国でも大ヒット記録中の話題作、日本公開決定!
デビュー作にしてカンヌ国際映画祭批評家週間クロージング作品に選ばれた『春江水暖~しゅんこうすいだん』(2019)が日本でもスマッシュヒットし、世界中の映画ファンに注目された中国のグー・シャオガン監督。その2作目がいよいよ日本公開決定。
デビュー作では、絵巻物を横に開いていくような、山水画にインスパイアされた表現で、市井の人々の人生をスクリーンに映し出したグー・シャオガン監督。本作では、天上から地獄へ、縦に降下上昇するような、大胆で新しい表現にチャレンジ。
また前作では監督自らの親戚と無名の俳優たちが出演したが、本作ではドラマ・映画で大人気の若手男優ウー・レイ(『長歌行』『愛なんて、ただそれだけのこと』)と、かつて資生堂のイメージキャラクターにも起用された実力派女優のジアン・チンチン(『清越坊の女たち~当家主母~』)が主演。音楽を『花様年華』(ウォン・カーウァイ監督)、『陰陽師』(滝田洋二郎監督)などで有名な日本の梅林茂が手がけ、そのスケールある楽曲の美しさも大きな話題に。
舞台は前作同様、杭州市。世界遺産であり、最高峰の中国茶・龍井茶の生産地としても有名な西湖(せいこ)のほとりに暮らす母(ジアン・チンチン)と息子(ウー・レイ)が主人公。母が働いていた天上のように美しい茶畑と、あるきっかけから堕ちてしまう違法ビジネスの地獄。息子は母をなんとか救い出そうとするが……。これは仏教の故事で、釈迦の十大弟子のひとりである目連が地獄に堕ちた母親を救う「目連救母」からインスパイアを受けた物語となっている。
本国では、清明節の映画シーズンを控えた4月3日に公開され、4/4〜4/6興収ランキングで、1位:君たちはどう生きるか 2位:ゴジラ×コング 新たなる帝国 3位:カンフー・パンダ4(日本公開未定)に次ぐ4位の大ヒット。最終興収は24億円を期待されている。デビュー作のイメージを打ち破り、新たな山水映画第2弾にチャレンジしたグー・シャオガン監督の『西湖畔(せいこはん)に生きる』に期待が高まる。