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レスリー・チャン没後20年特別上映流星The Kid

4/1(土)・4/2(日)特別上映予定
会場:Bunkamuraル・シネマ

© HARK

2003年4月1日、46歳という若さでこの世を去った香港の大スター、レスリー・チャン。没後20年を迎える今年、彼の命日に「レスリー・チャン没後20年特別上映」を実施いたします。すでに上映が発表されていた『欲望の翼』に加え、本作『流星』の上映が決定いたしました。

レスリー・チャンが父親役として主演し、プロデューサーとしても参加したヒューマンドラマ。失脚した元証券アナリストの男が捨てられていた赤ん坊を拾い、愛情深く育てていくなかでの悲喜こもごもが描かれ、無償の愛の表情に溢れるレスリーの父親役は必見。

香港映画界の危機を救ったレスリー・チャン

1998年当時、香港がアジア金融危機の影響を受け、映画製作が困難な状況にあった。これを打破する為に、香港の映画監督や役者たちが参加して、ノーギャラで映画製作に参加して後に収益から配分を取るという製作スタイルの「創意連盟」プロジェクトがスタート。このプロジェクトの第一弾が『流星』で、プロジェクトに参加した20人の監督の中で最終的に唯一完成を迎えた作品となった。
そういった理由で、本作主演のレスリー・チャンは出演料をもらっていない。レスリーは、社会経済が低迷する中、香港の映画労働者の雇用機会のために闘っていた。しかし、このようなボランティア活動だからといってレスリーはプライベートの時間を惜しむことなく、クルーの頼みなら何でも聞いてくれた、とジェイコブ・C・L・チャン監督は語る。監督はまた、レスリーと香港のペニンシュラホテルのロビーレストランで、『流星』について初めて話した当時を振り返り、「私が簡単にストーリーを紹介すると 『あとはあなたに任せた。この映画に参加することで、香港の映画人が仕事を得て、しばらくの間困難を乗り切れることを期待している』というようなことを言ってくれました」と回想する。

現場では子役俳優を抱きかかえ、アイドルや歌手としてのイメージを完全に捨てていたレスリー

『流星』は、社会の底辺で生きる悩める男の物語。2ヶ月半の撮影期間中、レスリーはアイドルや歌手としてのイメージを完全に捨てて、撮影終了まで髪はボサボサ顔には無精ひげを生やして撮影に取り組んでいました。レスリーは撮影の待ち時間に、当時まだ4歳だった子役俳優エリクソン・イップをラウンジで抱きかかえ、怪獣が子どもを襲うゲームなどをしてラウンジを笑いの渦に巻き込んでいた、と監督は振り返る。エリクソン・イップが演じたのは、彼に養子に出された孤児役で、演技の経験がなかった。なので、レスリーはいつも撮影現場に早く来てエリクソンと親しくなろうとしていた。映画の撮影が終わった後も二人の友情は続いていたのだとか。
監督は「レスリーはプロの俳優だった」と語る。「彼は言い訳をせず、常に協力する方法を見つけ出してくれました。相手方の演技や演出方法に支障があるときは、自分の演技方法を調整して相手方をリラックスさせ、双方が最高の効果を発揮できるようにした」と当時を振り返る。

STORY 

香港で働く敏腕証券アナリストのウェイは、株価大暴落のあおりを受けて失業し付き合っていた彼女にも見放されてしまう。何もかも失い絶望のさなかにいるウェイは赤ん坊が捨てられているのを発見する。「金持ちに拾われて」というメモとともに捨てられていた赤ん坊を一度は置き去りにするものの、大雨が降りだしウェイは慌てて赤ん坊の元へ走るのだった――。

監督
ジェイコブ・C・L・チャン
キャスト
レスリー・チャン、エリクソン・イップ、キャリー・ン、ティ・ロン
作品情報
1999年/中国/111分 
配給
ハーク

上映スケジュール

<混雑状況の目安>

(2023年3月31日 現在)

土日

13:25

×

落ち着いています

混み合います

大変混み合います

完売しました

※状況によって上映スケジュール、営業状況等は変更となる可能性もございます。
最新の情報は当ホームページで随時ご案内いたしますので、ご来場の際には事前のご確認を重ねてお願い申し上げます。

<レスリー・チャン没後20年 特別限定上映>
『流星』
[4/1(土)・4/2(日)]
 13:25~(終)15:30
※特別興行につきサービスデー対象外
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※窓口営業時間は10:00~最終回受付終了時までといたします。なお、プログラムや物販は最終回上映終了後もご購入いただけます。
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以下のご協力をお願いいたします。
・こまめな手洗いやアルコール消毒液などでの手指消毒の徹底、咳エチケットのご協力をお願いいたします。
・全国興行生活衛生同業組合連合会による「映画館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」の改訂に伴い、2023年3月13日(月)以降、お客様のマスクご着用は個人の判断が基本となります。
・当館では劇場内のお食事をご遠慮いただいております。
※政府および全国興行生活衛生同業組合連合会の最新のガイドラインにより、運用に変更が出る場合がございます。

概要

料金

一般¥1,800 学生¥1,500 シニア¥1,200 中・高校生¥1,000(税込)
※特別興行につきサービスデー対象外

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ

東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 6F

アクセス

Pickup
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