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モリエール生誕400年記念 スクリーンで見るコメディ・フランセーズComédie-Française in CINÉMA

◆10/21(金)~10/24(月)特別上映
10/21(金),10/23(日)18:45~…『病は気から』
10/22(土),10/24(月)18:45~…『スカパンの悪だくみ』
会場:Bunkamuraル・シネマ

© Christophe Raynaud de Lage 

※状況によって上映スケジュール、営業状況等は変更となる可能性もございます。また、政府および全国興行生活衛生同業組合連合会の最新のガイドラインにより、運用に変更が出る場合がございます。最新の情報は当ホームページで随時ご案内いたしますので、ご来場の際には事前のご確認を重ねてお願い申し上げます。

フランス古典喜劇を完成させ、劇作家・俳優として知られるモリエール(1622年-1673年)。ピエール・コルネイユ、ジャン・ラシーヌとともに古典主義の3大作家の1人として、フランス本国はもちろん海外でもその名は知られている。生誕400年を迎える今年、別名「モリエールの家」と呼ばれるコメディ・フランセーズを中心に多くのモリエール作品が演じられ話題を呼んでいる。今回の特集では、日本初上映の『病は気から』(上演日:2020年11月5日)と昨年春にアンスティチュ・フランセ東京にて4回上映されたのみの『スカパンの悪だくみ』(上演日:2017年10月26日)を上映。

『病は気から』の主役アルガンを演じるのは俳優・演出家・映画監督のギヨーム・ガリエンヌ。日本では、『イヴ・サンローラン』(14)、『セザンヌと過ごした時間』(16)などで映画ファンにもその存在を知られているが、なんといっても特筆すべきは、2013年に自身の戯曲を自ら監督・脚本・主演を担当した『不機嫌なママにメルシィ!』。本作では第39回セザール賞の10部門にノミネートされ、作品賞、脚色賞、男優賞など5部門で受賞となる快挙を成し遂げ、自身も俳優・劇作家であったモリエールを彷彿とさせる才能を見せつけた。モリエールの遺作である『病は気から』は、公私にわたる失意の中、主人公アルガンを自ら演じた初演からほどなくして亡くなるなど「自らの不幸の中で、我々を笑わせることを選んだ」モリエールの芸術の神髄の詰まった作品。

『スカパンの悪だくみ』の主役スカパンを演じるのは、今後のコメディ・フランセーズをしょって立つ若手俳優のひとり、バンジャマン・ラヴェルネ(『デリシュ!』(20)『セラヴィ!』(17))。近年のフランス映画ではその顔を見ない作品がないほどの活躍を見せている。本作の演出は、名脇役としてフランス映画ファンにはお馴染みのドゥニ・ポダリデス。『病は気から』にも俳優として参加しており、その確かな才能で舞台を盛り立てている。

馴染み深い演目のようでいて、フランス演劇の本場コメディ・フランセーズで『病は気から』や『スカパンの悪だくみ』に触れたことのある方は少ないのでは? 主人公たちの熱演もさることながら、登場する役者全員の演技の巧みさには必ず心を動かされるはず。今なお世界中で愛される不朽の名作を、是非この機会にスクリーンで!

【上映作品】

『病は気から』 Le Madalie imaginaire
【全3幕・喜劇】上演日:2020年11月5日 上映時間:136分(休憩なし)
フランス語/日本語字幕付

17世紀パリ。屋敷の主人アルガンは、健康であるにも関わらず、自分が重病だと信じ込んでいた。娘のアンジェリックは恋人クレアントとの結婚を望んでいたが、アルガンは自分の健康のため、娘を医者と結婚させようと考えていた。一方、若い後妻のベリーヌは、遺産を狙って親子の仲たがいをもくろみ暗躍するが、メイドのトワネットはアルガンの弟ベラルドと共にアンジェリックのために一芝居を打つ。息子と親友の死に打ちのめされ、自ら病に倒れながらも「自らの不幸の中で、我々を笑わせることを選んだ」モリエールの遺作。

作:モリエール 演出:クロード・ストラーツ
出演:アラン・ラングレ(べラルド)、コラリー・ザホネロ(ベリーヌ)、ドゥニ・ポダリデス(ディアフォアリュス/ピュルゴン)、ギヨーム・ガリエンヌ(アルガン)、ジュリー・シカール(トワネット)、クレール・ドゥ・ラ・リュ・デュ・カン(アンジェリック)、ヨアン・ガジオロフスキ(クレアント)、クレモン・ブレッソン(トマ・ディアフォアリュス/ボンヌフォワ/フルーラン)、マリー・ドゥ・チューロワ(ルイゾン)

 

『スカパンの悪だくみ』 Les Fourberies de Scapin
【全3幕・喜劇】上演日:2017年10月26日 上映時間:131分(休憩なし)
フランス語/日本語字幕付

商売のために船で町を離れていた父アルガント帰還の知らせを受けたオクターヴは青ざめる……。父親が商売仲間ジェロントの娘と自分を結婚させようとしているものの、オクターヴは父の不在をいいことに既に恋人のイアサントと結婚してしまったから。困り果てたオクターヴは悪知恵の働く従者のスカパンに助けを求める。一方、恋人のゼルビネットを身請けするため、大金が必要となったレアンドルもまた、スカパンに助けを求める。どちらの願いも請け負うが、如何にしてスカパンは、頭の固い父親たちからお金を巻き上げ、若い恋人たちの恋の成就を助けるのだろうか?

作:モリエール 演出:ドゥニ・ポダリデス
出演:バカリ・サンガレ(シルヴェストル)、ジル・ダヴィッド(アルガント)、アデリーヌ・デルミー(ゼルビネット)、バンジャマン・ラヴェルネ(スカパン)、ディディエ・サンドル(ジェロント)、ポーリーヌ・クレモン(イアサント)、ジュリアン・フリソン(オクターヴ)、ガエル・カミランディ(レアンドル)

主催
アンスティチュ・フランセ日本
共催
Bunkamura
助成
アンスティチュ・フランセパリ本部
オフィシャル ・パートナー
笹川日仏財団、TV5 MONDE
フィルム提供及び協力
パテ・ライヴ
  • チケット先行販売
  • 年会費無料

公式サイトはこちら

上映スケジュール

※状況によって上映スケジュール、営業状況等は変更となる可能性もございます。
最新の情報は当ホームページで随時ご案内いたしますので、ご来場の際には事前のご確認を重ねてお願い申し上げます。

モリエール生誕400年記念
スクリーンで見るコメディ・フランセーズ
◆10/21(金)~10/24(月)特別上映◆
10/21(金)、10/23(日)
『病は気から』18:45~(終)21:10
10/22(土)、10/24(月)
『スカパンの悪だくみ』18:45~(終)21:10
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※全席販売を再開しております。
※窓口営業時間は10:00~最終回受付終了時までといたします。なお、プログラムや物販は最終回上映終了時もご購入いただけます。
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以下のご協力をお願いいたします。
・劇場内では必ずマスクのご着用をお願いいたします(水分補給時を除く)
・当館では劇場内のお食事をご遠慮いただいております。また、劇場内での会話はできるだけお控えください。
※政府および全国興行生活衛生同業組合連合会の最新のガイドラインにより、運用に変更が出る場合がございます。

概要

料金

¥2,500均一(税込)
※特別興行のため、その他各種割引は適用外

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ

東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 6F

アクセス

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