〈NEWS〉
来日キャスト発表!!
バレエ界の新星が日本公演に出演決定!!
バレエ作品で最も有名な作品と言っても過言ではない「白鳥の湖」。悪魔によって白鳥の姿に変えられてしまったオデット姫と若き王子の悲恋を描いたチャイコフスキーの古典バレエを、マシュー・ボーンは力強い男性ダンサーが野生的な魅力たっぷりに白鳥を演じ、スタイリッシュな衣裳や斬新なセットと共に、エネルギッシュで美しいコンテンポラリー・ダンスに一新した。1995年に初演された当時、英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルダンサーに昇格したばかりのアダム・クーパーを起用するという大胆なキャスティングも行い、バレエ界を驚かせる。アダム自身、男性で白鳥の湖を上演するというアイディアを聞いた時は、「正気なのか?」と思ったほどだ。実際、初演の幕が開けると、席を立つ観客がいるほど衝撃的だったのだ。しかし、この作品は一夜にしてバレエ界の常識を覆す伝説的な作品となったことは今でも記憶に新しい。
そして今回、マシューが新たに主役スワン/ストレンジャー役に起用したのが、昨年英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルに昇格し、アダム・クーパーの再来との呼び声が高い、バレエ界の若き新星マシュー・ボール。ミュージカルの世界からオーディションでマシューに見出され活躍を続けるウィル・ボジアー。そして長年イングリッシュ・ナショナル・バレエでソリストとして活躍し続けたマックス・ウエストウェルの3人だ。それぞれ異なる魅力を放つ3人のスワンがこの夏渋谷に初来日。
さらには、マシューの革新的な作品創りとその功績は、バレエ界の枠を超え高く評価され、先日行われた英国で最も権威ある舞台芸術賞、ローレンス・オリビエ賞にて特別賞を受賞した。そんな彼が、1995年の初演以来はじめて、振付や照明など細部にわたり手を加えた新演出版マシュー・ボーンの「白鳥の湖~スワン・レイク~」が日本に上陸する。すでにイギリス国内において「伝説が再び」と評される本作の日本公演が今から待ち遠しい。
<スワン/ストレンジャー役>
◆マシュー・ボール(英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルダンサー)
◆ウィル・ボジアー
◆マックス・ウェストウェル
<王子役>
◆ドミニク・ノース
◆ジェイムズ・ラヴェル