児童書の挿絵や絵本の原画をはじめ貴重な資料の数々で、世界中で愛されるパディントンの魅力に迫る!
イギリスを代表する児童文学「パディントン」シリーズは、1958年、作家マイケル・ボンド氏の手によって誕生しました。その後、40以上の言語に翻訳・出版されるとともに、絵本・アニメ・映画やぬいぐるみなどで広く展開され、世界中で愛され続けています。
物語の主人公は南米ペルーからひとりでイギリスにやってきた子グマ。ロンドンのパディントン駅でブラウン夫婦に出会い、パディントンと名付けられ家族として迎えられました。この紳士な子グマが、さまざまな騒動を巻き起こしながら街の人気者になっていく物語は、原作者ボンド氏の優しいまなざしに溢れ、また彼の平和への願いも込められています。
「パディントン」シリーズ誕生60周年記念、また2017年6月に91歳で逝去されたボンド氏への追悼の意を込めた本展では、児童書シリーズの挿絵でお馴染みのペギー・フォートナムをはじめ各アーティストによる絵本や漫画の原画、世界中で出版された書籍、ボンド氏の貴重な仕事道具やインタビュー映像などにより、世代や性別、国を超えて親しまれるパディントンの世界を紹介します。