木工家で木地師。絵を描き詩をつくり、人がたの木彫を彫る。建築設計にはじまり色々な空間つくりもする。愛知県蒲郡市に工房を構えて半世紀。生まれ育ったかつての地名をのこした「工房塩津村」を設立し、自身の制作の傍ら若者たちにもの作りの技術を伝え、後進の独り立ちを見送っています。

　自然素材の魅力をいただく思いで制作された、素朴で優しさをまとう井崎の作品たち。器や家具、それに絵や木彫、どれもが暮らしの中に溶け込むように静かな存在感を見せるのは、「使い手に寄り添えるものを」という作家の想いが込められているからなのでしょう。そして工房塩津村の仲間たちの作品もまた、それぞれの個性と趣があり、素材と丁寧に向き合う手仕事を感じさせます。

木漏れ日がさす陽だまりのような温かさを感じながら、優しいひとときをお過ごしください。

出展作家：井崎正治、黒田岬、滝本直子、原田知一、山下純子

【イベント情報】

◆ギャラリートーク
【開催日】1/18（土）
【開催時間】11：00～12：00
【会場】Bunkamura Box Gallery
【参加費】無料
【予約】不要　会場へ直接お越しください。

木工作品に囲まれたギャラリー内でおくる、井崎正治と山下純子のギャラリートーク。

◆ワークショップ ＜木彫体験―2020年の干支“ねずみ”―＞
【開催日】1/18(土)
【開催時間】14：00～16：00(約2時間を予定)
【会場】Bunkamura Box Gallery
【定員・対象】10名・小学校高学年以上
【参加費】￥1,000(税・材料費込) 彫刻刀をお持ちの方はご持参ください。
【予約】先着順にて事前予約制です。
　　　　Bunkamura Gallery直通：03-3477-9174までお申込みください。

井崎を講師に、木材から手のひらサイズの“ねずみ”を彫り出します。