
「Q_0202」 2019年 22×15.8cm
アクリル板、工業用インク、建材壁紙等、現代のマテリアルをアナログ的な手法で巧みに操り、作品を生み出す古門圭一郎。今展は、2016年に同会場にて行われた二人展での初登場以来、満を持しての個展となります。
一見偶発的に見える、色鮮やかなインクが織りなす古門の抽象作品は、その実、緻密な計算と経験から生まれ得るもの。空間を演出するアートの可能性を提示してみせた前回より3年、今展では、常に新しい試みを続ける古門の最新作を発表します。作家の旨趣を存分に反映した会場は、その場そのものが彼の世界観の表現と言えるでしょう。どうぞご期待ください。