1981年、24歳で渡仏、パリを拠点に戦後現代美術の巨匠・菅井汲のアシスタントを経て創作活動を展開、ヨーロッパ各地を巡り、近年はノルウェー、フィンランド、アイスランドなど北半球の最果てを巡り毎年オーロラを取材。歴史に刻まれた悠久の時間と無限に拡がる幻想的な自然界に深い感銘を受けた。ラスコーの洞窟壁画や世界遺産となったノルウェーはアルタの岩絵にインスピレーションを得たという体験から、粘土状にした紙を岩肌のようなレリーフ状の質感で下地を制作、そこに顔料などを幾層にも塗り込むことで描かれた星座やオーロラからは、眩いばかりの光を放ち、まるで古代の洞窟壁画から削り取ったような独自の技法と表現に開花させた。広大無辺に拡がる宇宙の神秘や古代の根源的な美の本質をとらえた類い希なる探究心によって、天地万物の現象を落とし込んだ西美の作品群。
渡仏より40年の節目であり、Bunkamura Galleryでは6度目の個展となる本展では、これまでライフワークとして挑んできた遺跡、星座、オーロラなどを描いた作品群を展示する。画面を越えて広がるような森羅万象の宇宙と、太古の人類が私たちに残した悠久の痕跡を、ぜひ追体験していただきたい。
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西美公二 2021画面に埋め込まれた森羅万象、悠久の時間、そして降り注ぐオーロラの神秘
2021/11/6(土)~11/17(水)
会場:Bunkamura Gallery
作品紹介/スライドショー
概要
開催期間
2021/11/6(土)~11/17(水)
開館時間
10:00~19:00
会場
主催
Bunkamura Gallery
お問合せ
Bunkamura Gallery 03-3477-9174