時に悪や死のシンボルとして、時に正義や公式の場の象徴として、「黒」は歴史上様々な意味合いを持ち、日々の生活でも欠かせない色の一つとなっています。
それは日本のアートシーンでも馴染み深く、古くから「墨」や「漆」など、愛でる対象としての「黒」が存在し、無論現在でも愛され続けているのです。
今展では、様々な技法の中でもひと際「黒」が美しいメゾチントと呼ばれる版画を中心に、洗練された造形の立体作品もご紹介いたします。
作家たちが作り上げた豊かな表情を見せる「黒」の作品群をご堪能ください。
【出展予定作家】
北川健次、丹阿弥丹波子、釣谷幸輝、長谷川潔 浜口陽三、樋口健彦、松崎滋、見崎彰広、他