
© 2024 PAGE 114 – WHY NOT PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS - FRANCE 2 CINÉMA
本年度アカデミー賞 最多12部門13ノミネートを果たし、世界の賞レース席巻! 今この時も各国の観客に衝撃と感動を轟かせている話題作が、ついに日本にも最大風速の嵐を巻き起こす!
かつて最恐の麻薬王だった彼女――その出会いで女たちの運命が大きく動き出す。誰も観たことのないミュージカル・エンターテインメント!
出演は、ハリウッド超大作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのゾーイ・サルダナ、自身もトランスジェンダー女性であるカルラ・ソフィア・ガスコン、全米の若者から絶大な人気を誇るセレーナ・ゴメス、国際的に活躍するメキシコ出身のアドリアーナ・パス。今年のカンヌ国際映画祭で審査委員長を務めたグレタ・ガーウィグ(『バービー』監督)に「それぞれが際立っていたが、一緒になると超越していた」と称えられカンヌ国際映画祭女優賞をアンサンブル受賞。
監督と脚本を手掛けたのは『ディーパンの闘い』でカンヌ映画祭パルムドール、『ゴールデン・リバー』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞するなど世界で高く評価されているフランスの名匠ジャック・オーディアール。72歳のベテラン監督とは思えない瑞々しい感性で新境地を切り開き、破天荒なストーリーをミュージカル仕立ての圧巻のエンターテインメントへと昇華させた。
本作の制作を務めるのは、フランスのラグジュアリーブランド サンローランより誕生した映画制作部門サンローラン プロダクション。クリエイティブ・ディレクター アンソニー・ヴァカレロがサンローランのために構想し、ラグジュアリーブランドとして初めて本格的な映画制作を行うことを発表した本部門は、これまでウォン・カーウァイやペドロ・アルモドバル、ジャン=リュック・ゴダールなど世界を代表する巨匠監督とのタッグによる作品を次々と発表。そして、満を持しての長編第一作目となる本作で大躍進を遂げた。
今回のゴールデングローブ賞では、昨年度映画業界を大いに賑わせた『バービー』を抜いて、コメディ・ミュージカル部門で歴代最多ノミネート記録を樹立。最大の注目作として大きな話題を呼び、その勢いのままに最多4部門で受賞となった。
同じくアカデミー賞前哨戦として重要な位置につける北米の放送映画批評家協会が選ぶクリティクス・チョイス・アワードでは、作品賞、監督賞、主演女優賞など主要部門を含む10の部門でノミネート、そして、アカデミー賞では国際長編映画賞など5部門でショートリスト入りしたことが発表され、快進撃が続く。いよいよ現地時間1月17日には主要部門を含むアカデミー賞ノミネート作品が、3月2日には受賞結果が発表となる。今年の映画界を大いに盛り上げる本作の行方、惜しくも今回受賞を逃したカルラ・ソフィア・ガスコンが、アカデミー賞でトランスジェンダー女性として史上初の女優賞受賞となるか、大きな期待が寄せられている。
本年度最注目!賞レースを牽引し賑わせる事間違いなしの、誰も見たことのない至極のエンターテインメント作品に是非ご注目下さい!
<STORY>
弁護士リタは、メキシコの麻薬王マニタスから「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼を受ける。リタの完璧な計画により、マニタスは姿を消すことに成功。数年後、イギリスに移住し新生活を送るリタの前に現れたのは、新しい存在として生きるエミリア・ペレスだった。過去と現在、罪と救済、愛と憎しみが交錯する中、運命は思わぬ方向へと大きく動き出す――