セラミックを象徴する素材として陶を用いた造形は、古代の呪術や信仰の土偶に端を発し、以降長い歴史を経て、呪術や信仰、葬礼、茶道、装飾といった目的から離れて純粋に作品の素材としても用いられ始めました。
生き物の生と死の還元を象徴する天然素材である土は、自由自在に心の造形を許容する天然素材であり、「気候」や「湿度」、「火」という自然の要素、「時間」など人知を超えた諸条件が加わることで、焼成された形に温もりや堅牢さを帯びる不思議な変化があります。さらに、施釉により完成されることで、景色や艶やかさが生まれた肌合いに作品各々の物語性を宿すのです。
現在では、陶土を素材とした彫刻作品やオブジェを指す総称として「セラミック」という用語を当てることが一般化しています。そして、陶工と呼ばれる職人の技だけでなく、建築素材などからスペースシャトルの先端的な素材に仕様されるまでに発展する一方で、現代アーティストのジャンルを超えた前衛的アート作品、民芸、クラフト、実用的なプロダクトまで、幅広い表現手段の素材として確立されています。
日々進化していくセラミック素材の可能性に挑む本展。会場は、新時代のアーティスト11人のユニークな試みから溢れ出る個性と、具象作品に落とし込まれた異端な表現が交錯する場と化します。可愛らしくもグロテスク、叙情的でユーモアに満ちた、新しいセラミックワールド。11人の奇々怪々な物語をご堪能ください。
【出品予定作家】笠谷耕二、木下雅雄、木村繁之、月光社、櫻井結祈子、塩澤宏信、瀬戸優、
高嶋英男、冨岡奈津江、林茂樹、村上仁美
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驚異!セラミック・スカルプチャー~奇々怪々な異形たち
2019/8/28(水)~9/8(日)
会場:Bunkamura Gallery
作品紹介/スライドショー
概要
開催期間
2019/8/28(水)~9/8(日)
開館時間
10:00~19:30
会場
主催
Bunkamura Gallery
お問合せ
Bunkamura Gallery 03-3477-9174