原案・構成・演出・振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ、主演:窪田正孝による『エヴァンゲリオン』の新たなエンタテインメントが舞台に!
東急歌舞伎町タワーにオープンする新劇場「THEATER MILANO-Za」のこけら落とし公演として5月に上演!
新宿の新たなランドマークとなる「東急歌舞伎町タワー」6階に完成する新劇場「THEATER MILANO-Za」のこけら落とし公演として上演される『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』。これまでに多くの人々を魅了し続けてきた『エヴァンゲリオン』が今回、舞台となり新たなエンタテインメントとして繰り広げられます。本作で描かれるのは、壊滅的な状況になった地球、そして生き残った人々と、「エヴァンゲリオン」に搭乗し使徒と呼ばれる敵を殲滅する少年少女たち。その陰にある真実を知る渡守ソウシ(窪田正孝)は贖罪と再生のため、かつての恋人で特務機関の女性・霧生イオリ(石橋静河)に接触。世界の秘密を解き放つ――。舞台ならではの演出によるオリジナルの物語が展開します。
2度のローレンス・オリヴィエ賞など数々の受賞歴を誇るシディ・ラルビ・シェルカウイが原案・構成・演出・振付!
本作の原案・構成・演出・振付を手掛けるのは、演劇やコンテンポラリーダンスの公演はもちろんのこと、バレエ、オペラ、歌劇などの演出・振付でも幅広く活躍し、新作を発表するごとに常に世界中の注目を集める世界的天才振付家であるシディ・ラルビ・シェルカウイ。その活動は高い評価を得て、2014年には母国ベルギーで国王から爵位の名誉称号を授与されるなど、現代舞台芸術を牽引する存在です。日本文化への造詣も深く、これまでのBunkamuraとのコラボレーションでは、2012年に『テ ヅカTeZukA』の構成・振付、2015年と2018年には『プルートゥ PLUTO』において演出と振付を務め大きな話題となりました。
さらに舞台版構成台本は、 劇団はえぎわの主宰で、俳優・脚本家・演出家として活躍するノゾエ征爾が、上演脚本は、 脚本家で映画監督、CMディレクターとしても躍進する渡部亮平が担う。
『エヴァンゲリオン』の新たなエンタテインメント誕生の瞬間をぜひご覧ください!
ベルギー・アントワープ出身。
ダンサー、演出家及び振付家、ジュネーブ大劇場バレエ団監督。コンテンポラリーダンサー、振付家として2000年代に頭角を現し、『スートラ Sutra』や、ダミアン・ジャレとの共同振付による『バベル BABEL (words) 』など注目作を次々と発表し、ローレンス・オリヴィエ賞新作ダンス賞、ジェイコブス・ピロー・ダンス・アワード、ブノワ賞最優秀振付賞受賞など数々の受賞歴を持つ。2014年ベルギー王国より王冠勲章コマンドール章を受章した。
活動分野は多岐にわたり、ジョー・ライト監督『アンナ・カレーニナ』、ルーカス・ドン監督『Girl/ガール』など映画作品における振付、ビヨンセのグラミー賞(2017年)でのパフォーマンスや、ビヨンセとジェイ・ZによるThe Cartersのシングル「APESHIT|エイプシット」の共同振付など行う。
近年では、ブロードウェイミュージカル『ジャグド・リトル・ピル』(トニー賞・振付賞ノミネート)、映画『シラノ』の振付を手掛け、話題を呼んでいる。
日本では、2011年に手塚治虫の思想・作品世界をダンスで表現した『テ ヅカTeZukA』の構成・振付を務め、ロンドン初演を皮切りに、東京、パリ、香港、ローマ、テルアビブ等10ヶ国以上で上演。2015年と2018年には原作 浦沢直樹×手塚治虫、長崎尚志プロデュース、監修 手塚眞『プルートゥ PLUTO』の舞台化において、演出と振付を務め、日本公演後、ロンドン他欧州ツアーを果たした。
脚本家、演出家、俳優。劇団はえぎわ主宰。2012年、『○○トアル風景』にて第56回岸田國士戯曲賞受賞。2017年、『鳩に水をやる』にて第21回鶴屋南北戯曲賞ノミネート。2016年には、故・蜷川幸雄氏の遺志を継ぎ、高齢者1600人出演の大群衆劇1万人のゴールド・シアター『金色交響曲』(脚本・演出)をさいたまスーパーアリーナで上演するなど劇団以外でも活躍。近年の主な作品に、松尾スズキ氏原作の絵本を舞台化した『気づかいルーシー』(脚本・演出・出演・22)や、『物理学者たち』(上演台本・演出・出演・21)、『ぼくの名前はズッキーニ』(脚本・演出・出演・21)など。3月〜本多劇場ほかにて上演予定のニッポン放送55周年記念公演『明るい夜に出かけて』の脚本・演出を控える。
[コメント]
耳を疑った。エヴァを演劇で。なぜわざわざそんなことを。意味がわからなかった。大学生になって間もない頃だったと思う。友人が今ハマっているというテレビアニメを見せてくれた。鋭利なロボットがビル群を跳躍し、咆哮し、そのパイロットの少年は泣き叫んでいた。
なんだこれは。理解しきれないものを浴びせられて脳がブルブル震えていた。
25年ほど経ってその渦中に身を置くとは露知らず。今はリアルに身体が震えている。怖い。ひたすら怖いのです。
しかし、いつしかその震えが、武者震いのようにも感じられ始めている。ラルビ氏の構想や演出プランが深まるにつれ、不確かな不安をナンセンスに感じた。このラルビエヴァ、乗るしかない。三歩進んでは三歩下がるような執筆がもう2年近く続いている。
きっとこれは終わらない。上演されても終わらないものがここにある。
震えがおさまることは、とうに諦めている。皆さんには、きっといい震えを。
エヴァが描くメッセージを、蠢く今この時代に演劇を通して観客に直接届けられたらと思っています。
本来、手を出してはいけないエヴァンゲリオンという山のように高い壁に挑む事を真摯に受け止めてビヨンドを完成させたいです。