DISCOVER WORLD THEATRE最多登場の英国気鋭の演出家フィリップ・ブリーンの指揮のもと フィリップに熱い信頼を寄せる大竹しのぶ、4年ぶりの舞台出演となる大倉忠義、 初舞台の杉野遥亮、そしてフィリップとは初タッグとなる池田成志がシアターコクーンに集う!
ある家族の、夏のある一日の物語。心揺さぶる濃密な会話劇―――
“アメリカ近代劇の父”と称されるオニール自身の青春時代における凄惨な家族の姿を描いた自伝劇といわれる本作は、彼の死後、4度目のピュリッツァー賞を獲得。 モルヒネ中毒に冒されて精神が不安定な母、アルコールに溺れ、放蕩を繰り返す長男、結核を患っている次男、アイルランド系移民で、金銭に対して異常な執着を持つ俳優の父の、夏のある一日の物語。家族4人の内面が深く掘り下げられ、それぞれの抱える哀切や怒り、後悔や絶望、そして家族間の愛憎、確執が、巧みな会話の応酬で見事に表出された家庭劇にご注目ください。