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理想郷THE BEASTS

◆12/7(木)までの上映
会場:Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
※渋谷駅前 東映プラザ内に移転し営業しております。
Bunkamuraはオーチャードホールを除き長期休館中です。

© Arcadia Motion Pictures, S.L., Caballo Films, S.L., Cronos Entertainment, A.I.E,Le pacte S.A.S.

第35回東京国際映画祭で主要3冠獲得!
スペインを震撼させた実際の事件に基づく心理スリラー

理想だと思った その土地は 地獄でした
閉鎖的な村に、自身も引きずりこまれるようなスリラー体験
そして、その先にあるものとは――

都会を離れて田舎で過ごすスローライフに夢を抱き、スペインの山岳地帯ガリシア地方の小さな村に移住したフランス人夫婦ふたりが主人公となる本作は、2010年の発覚から裁判が終わるまでの8年間多くの新聞が報道するなど、スペイン全土に激震が走った実際の事件をベースに映画化した心理スリラー。
名作『わらの犬』(71/ サム・ペキンパー監督)でも描かれた“田舎と都会の対立”という題材ながら、コロナ禍以降は田舎暮らしが一時のブームから定着化してきており、日本を含む世界中で酷似した事件が実際に起こっている。そんな中で、本作は人間の暗部に潜む、独りよがりな思考、憎悪、凶暴性に深く迫る。

世界各地で絶賛、そして大女優カトリーヌ・ドヌーヴも本作を高く評価!

第35回東京国際映画祭で審査委員長を務めたジュリー・テイモア(演劇・オペラ演出家、映画監督)が「格差、外国人排斥、都市と農村の隔たりなどを重層的に表現した並はずれた傑作」と絶賛。同映画祭史上、グランプリと最優秀男優賞をダブル受賞したのは大ヒット作『最強のふたり』(11)以来の快挙となった。第37回ゴヤ賞で最優秀映画賞、最優秀監督賞など主要9部門受賞し、スペインにて2022年に公開された独立映画の興行収入1位を獲得。その後も、第48回セザール賞最優秀外国映画賞をはじめ、世界で56の賞を獲得(2023.8.25時点)するなど好評を博した。
さらにフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴは、“今年観た中で最も強烈な映画でした”と本作を高く評価した。

心理スリラーでありラブストーリー 見事な演出が光る2部構成

監督・脚本を務めたのは、ヴェネチア国際映画祭で高く評価された前作『おもかげ』(19)でスペインの新たな才能として名を知らしめた、新鋭ロドリゴ・ソロゴイェン。本作は2部構成となっており、主人公夫婦の夫が主となる第1部で、観客はガリシアの村に引き込まれるような緊張感漂う心理スリラーを体験することになる。また、妻が主となる第2部での展開により、本作が実はラブストーリーであることが提示される。計算しつくされた様々な対比、伏線、そしてカメラワークなど、ソロゴイェン監督による演出手腕が光る。女性の精神的な強さと揺るぎない愛の深さを大胆に描いており、『スリー・ビルボード』(17/マーティン・マクドナー監督)を想起させる、重厚感ある傑作だ。
主演のひとり、夫アントワーヌを演じるのは、『ジュリアン』(17)、『悪なき殺人』(19)、『苦い涙』(22)などで観客に強烈な印象を残した怪優ドゥニ・メノーシェ。妻オルガを演じるのは、『私は確信する』(18)、『ヴィーガンズ・ハム』(21)、『シャーク・ド・フランス』(22)など、コメディからシリアスまでこなす実力派俳優マリナ・フォイス。ふたり揃って話題作への出演が続いており、今フランスで最も勢いがあると言っても過言ではない旬の俳優である。

【STORY】

フランス人夫婦アントワーヌとオルガはスローライフに夢を抱き、緑豊かな山岳地帯スペイン・ガリシア地方の小さな村に移住する。しかし、地元で生まれ育った村人たちは慢性的な貧困問題を抱えており、穏やかな暮らしとは言えない生活をおくっている。隣人兄弟シャンとロレンソは新参者であるフランス人夫婦をあからさまに歓迎しておらず、彼らに嫌がらせをするようになっていく。その後、兄弟の攻撃はエスカレート。夫婦が大事に育てていた農作物をダメにしてしまうなど、嫌がらせの範疇を超えていく。そんな中、村にとっては金銭的利益となる風力発電のプロジェクトをめぐり、村人と夫婦の意見が対立。敵対関係が激化していき……

 

監督
ロドリゴ・ソロゴイェン
脚本
イザベル・ペーニャ、ロドリゴ・ソロゴイェン
撮影監督
アレハンドロ・デ・パブロ
キャスト
ドゥニ・メノーシェ、マリナ・フォイス、ルイス・サエラ、ディエゴ・アニード、マリー・コロン
作品情報
2022年/スペイン・フランス/スペイン語・フランス語・ガリシア語/138分/原題:AS BESTAS/ 英題:THE BEASTS
受賞
ノミネート
第35回東京国際映画祭 東京グランプリ/東京都知事賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞 受賞
第37回ゴヤ賞 最優秀映画賞、最優秀監督賞など主要9部門受賞
第48回セザール賞最優秀外国映画賞
後援
駐日スペイン大使館、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
配給
アンプラグド
  • チケット先行販売
  • 年会費無料

公式サイトはこちら

上映スケジュール

<混雑状況の目安>

(2023年11月30日 現在)

平日(毎月1日・毎週火曜は除く)

13:00

◎

15:50

◎

土日祝

13:00

○

15:50

◎

サービスデー(毎月1日・毎週火曜)

13:00

○

15:50

◎

落ち着いています

混み合います

大変混み合います

『理想郷』
◆12/7(木)までの上映◆
[12/1(金)~12/7(木)]
 13:00 / 15:50~(終)18:25 

概要

料金

一般¥1,900 学生¥1,500(平日は学生¥1,200) シニア¥1,200 小・中・高校生¥1,000(税込)
【毎月1日、毎週火曜日は¥1,200(税込)均一】

株主優待券は11/6(月)よりご利用いただけます。

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下

東京都渋谷区渋谷1-24-12 渋谷東映プラザ 7F&9F(1F:チケットカウンター)

アクセス

※渋谷駅前 東映プラザ内に移転し営業しております。
Bunkamuraはオーチャードホールを除き長期休館中です。

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