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『大いなる自由』公開記念特別上映刑法175条Paragraph175

7/21(金)~7/23(日)特別上映
会場:Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下

東京で上映されるのは9年ぶり!
『大いなる自由』で描かれた歴史をさらに深く知ることのできる絶好の機会、35mmプリントで3回のみの限定上映

ナチスによる迫害が、ユダヤ人だけではなく同性愛者にもおよんでいたことはあまり知られていない。この映画は同性愛者を差別するドイツの“刑法175条”によって迫害を受けたゲイ男性たちとひとりのレズビアンについて、歴史に隠された一面を聞き出している。ハインツは強制収容所での体験を告白し、フランス人ピエールは自分のボーイフレンドが虐殺されるのを目撃し、ユダヤ人のガドは地下抵抗組織の指導者としての経験を語る。

【監督のことば】

 アメリカユダヤ委員会が1993年に行った調査によれば、ナチスが同性愛男性を見分けるための印としてピンクトライアングルを着けさせていたということはおろか、ナチス政権のもとでゲイが弾圧されていたことすら、知っているのはイギリスでは成人の約半数、アメリカではわずか4分の1だという。『刑法175条』では、これまで映画で扱われたことがなく、歴史の本ですらめったに言及しようとしなかった歴史に斬り込んでいった。何万人もの人々が迫害され殺害されたというのに、なぜ記録から抹殺され続けてきたのか?
 私たちがこの問題に関心をいだいたのは、まずは私たち自身がゲイ男性でありユダヤ人でもあるから。私たちにとって、当時についての証言ができる人たちが生きている間にできる限りの記録を残しておくことは、切迫した必要性のあることだった。また、映画作家の立場からいえば、このテーマの曖昧さに魅かれた。虐待される同性愛者、同性愛のレジスタンス闘士、同性愛のナチス及びシンパが同時に存在していたのだ。また、ナチスは一貫して同性愛者を迫害していたが、一方で敵陣からは、ひとりのナチス高官が同性愛者であることを理由にナチス全体が同性愛の巣窟だというプロパガンダを流されてもいたのである。
 ナチスの迫害から逃れたゲイはかなりの数にのぼったが、彼らはどうやって生き延びたのだろうか? 英雄と悪人の境目は何なのか?そして、どうして私たちは人間の経験にグレーゾーンがあることに不安になるのだろうか?

監督
ロブ・エプスタイン『ハーヴェイ・ミルク』『セルロイド・クローゼット』、ジェフリー・フリードマン
キャスト
<ナレーション>ルパート・エヴェレット『アナザー・カントリー』
作品情報
1999年/アメリカ/英語、ドイツ語、フランス語/77分/35㎜
作品提供
認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
  • チケット先行販売
  • 年会費無料

上映スケジュール

◆7/21(金)~7/23(日)特別上映
[7/21(金)~7/23(日)]
 18:00~(終)19:20 ※予告なし、本編からの上映

★トークイベント開催決定!
日時:7月22日(土)18:00の回 上映後 ※予告なし、本編からの上映
会場:Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
ご登壇者:北丸雄二さん(ジャーナリスト/作家)、秋田祥さん(映像プログラマー)

概要

料金

¥1,500均一 ★ 『大いなる自由』 チケットご提示で¥1,200(税込)
・フィルムの状態によっては、映像と音声にお見苦しい箇所がございます。予めご了承ください。
・株主優待券は7/21(金)よりご利用いただけます。

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下

東京都渋谷区渋谷1-24-12 渋谷東映プラザ 7F&9F(1F:チケットカウンター)

アクセス

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