2022年カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品
最高に美しくて、最高に仲の悪い、姉と弟の物語。
マリオン・コティヤール&メルヴィル・プポー共演、アルノー・デプレシャン監督待望の新作
パリの若者たちを描いた群像劇『そして僕は恋をする』(1996)以来、『キングス&クイーン』(2004)、『クリスマス・ストーリー』(2008)などで日本の映画ファンを魅了し続けてきた、フランスの名匠アルノー・デプレシャン監督の最新作。
主演は、ハリウッド映画でも活躍し、『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』や『アネット』などで知られるフランスのトップ女優マリオン・コティヤールと、『わたしはロランス』でのロランス役や近作『それでも私は生きていく』でも素晴らしい演技を見せた人気俳優メルヴィル・プポー。二人が演じるのは、最高に美しくて、最高に仲の悪い、姉と弟の物語。
これまでも家族というモチーフを独特で卓越した視点でとらえてきたデプレシャン監督。何が理由かはわからないけれど、いつの間にか互いを許せなくなっている二人。誰もがどこかで思い当たる感情が、驚くほどにサスペンスフルに生き生きとスクリーンに息づく。デプレシャン作品らしい映画的興奮も忘れ難い、映画ファン必見の作品。
<STORY>
アリスは有名な舞台女優で、ルイは詩人。アリスは演出家の夫との間に一人息子がいて、ルイは人里離れた山中で妻と暮らしている。二人はもうずっと憎みあい、顔も合わせていない。そんな二人が両親の事故によって再会するのだが……。果たして、彼らが憎しみから解放されるすべはあるのだろうか?