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『シチリアーノ 裏切りの美学』
1980年代のマフィア戦争から歴史的な大裁判へ
コーザ・ノストラに忠誠を誓った男は、なぜ“血の掟”を破り、政府に寝返ったのか?
1980年代初頭、シチリアではマフィアの全面戦争が激化していた。パレルモ派の大物ブシェッタは抗争の仲裁に失敗しブラジルに逃れるが、残された家族や仲間達はコルレオーネ派の報復によって次々と抹殺されていった。ブラジルで逮捕されイタリアに引き渡されたブシェッタは、マフィア撲滅に執念を燃やすファルコーネ判事から捜査への協力を求められる。麻薬と殺人に明け暮れ堕落した犯罪組織コーザ・ノストラに失望していたブシェッタは、固い信頼関係で結ばれたファルコーネに組織の罪を告白する決意をするが、それはコーザ・ノストラの ”血の掟”に背く行為だった……。仁義なき抗争の果てに、名誉ある男の美学を貫こうとブシェッタが下した決断とは──。
カンヌ国際映画祭コンペ部門選出、伊アカデミー最多6部門受賞ほか数々の賞に輝いたイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ 81歳の最高傑作!
コーザ・ノストラに忠誠を誓った男は、なぜ“血の掟”を破り、政府に寝返ったのか? 国家を揺るがす大騒動となった、イタリアマフィア史上最大のミステリーを、イタリア映画界最後の巨匠マルコ・ベロッキオが完全映画化。「赤い旅団」によるアルド・モーロ元首相の誘拐殺人事件を映画化した『夜よ、こんにちは』(03)や、イタリアの独裁者ムッソリーニの最初の妻の人生を描いた『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』(09)など社会派の巨匠として知られるマルコ・ベロッキオの最高傑作とも評される本作、その衰えを知らぬ熱情と美学に打ちのめされることは間違いない。