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―ダイアナ妃とマイケル・ジャクソンとスティーブ・ジョブズが同じエレベーターに乗った。
3人は沈黙していた、ダイアナ妃が“ビート・イット”を歌うまで―
世界中のセレブたちが愛し、名だたるスター達が幾多の逸話を残していることから、ニューヨーク・タイムズが「秘密の宮殿」と呼んだ伝説のクラシックホテル「ザ・カーライル ア ローズウッド ホテル」について描いた世界初の5つ星ホテルドキュメンタリーがついに日本公開!
1930年創業のニューヨーク・マンハッタンに佇む「ザ・カーライル ア ローズウッド ホテル」は、1泊200万円もするスイートルームがある超高級ホテル。その顧客には、英国王室や歴米大統領、映画スター、アスリートにミュージシャンと極上のセレブたちが名を連ねる。『ハンナとその姉妹』(87)や『セックス・アンド・ザ・シティ』(08)のロケ地としても知られ、2年間カーライルに滞在していたこともあるウディ・アレンは、ホテル内のカフェ・カーライルで今でも週に1度クラリネットを演奏している。上等なホテルは数あれど、セレブが皆カーライルを選ぶその理由は・・・。――お客様の秘密は必ず守りますーーそう答えるのは個性的でユーモラスなホテルのスタッフたち。先達からの伝統を受け継ぐスタッフたちは、溢れんばかりの笑顔でゲストを出迎える。まるで我が家のよう、とセレブたちは口をそろえるのだ。名物コンシェルジュのドワイトは、吃音症を抱えながらも36年間カーライルを支えてきた。彼の上品で温かい接客は宿泊客からもスタッフからも愛されている。彼らのおもてなしの心意気は、時代の中で失われつつある本当の人間の豊かさを教えてくれるだろう。
監督は、『ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート』(13)、『ティファニー ニューヨーク五番街の秘密』(16)といったニューヨークの老舗高級ショップのドキュメンタリーを続けて制作しているマシュー・ミーレ―。過去作でもみせた超一流セレブ達の素顔を引き出す手腕は健在で、今回は4年間自らカーライルに通い詰め、その情熱が数々のビッグネームを本作出演へと導いた。