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犯罪に手を染めた不遇な研究者たちが繰り広げる最後の名誉挽回劇!
世界各地に点在する、定職に就けない博士、教授―“ポスドク”たち。彼らのリベンジを痛快なコメディで描き、イタリアで大ヒットとなった『いつだってやめられる』。本作は3 部作の最終章として、不遇で落ちこぼれの犯罪者集団が最後の名誉挽回に向かって闘った少し切ないコメディだ。2 作目の『いつだってやめられる 10 人の怒れる教授たち』と同時進行で撮影は進められ、その大胆な撮影方法で、若き監督シドニー・シビリアはイタリア映画界の寵児となった。3 作を通してすっかり仲間となった教授役の俳優陣。その掛け合いは一層磨きがかかり、緊張と爆笑の世界に巻き込んでくれる。シビリア監督が言う、善悪が共存するイタリア人気質を見事に演じ切っている。イタリアが直面した厳しい現実をコメディーで描いた本シリーズは、シリアスな問題を新たな手法で訴えかける希少な作品である。
神経生物学者・ピエトロ(エドアルド・レオ)は、最大のライバルであるヴァルテル(ルイジ・ロ・カーショ)が神経ガスを開発して大量殺りくを企てていると知る。服役中のピエトロはかつて研究施設で起きた大爆発の犠牲となった科学者が、今は犯罪組織のボスと知らされ接触を図る。ヴァルテルもまたこの爆発事故の犠牲者であり、恋人まで失っていたのだ。神経ガス開発がその復讐と気づき、その大量殺りくを阻止しようと、彼らは脱獄して動き出したが、果たして、その先で見たものは……