ロッシーニを育てた街ボローニャ。
世界最高峰のボローニャ歌劇場が沈黙を破り8年ぶりの再来日!
ボローニャ市はイタリア共和国北部に位置し、中世から商業や学術が盛んで、国内有数の文化都市へと発展。19世紀初頭まで大規模な都市再建計画が着手されず、欧州有数の保存状態の良い中世都市に数えられる。歴史的価値において一風変わった存在であり、1944年にはかなりの空爆を受けているにもかかわらず、ボローニャ歴史地区はルネサンス、バロック時代の重要な芸術作品の豊かさをとどめている。正統派ベルカント唱法の本拠地そして欧州一古いボローニャ大学のある学芸都市でもあり、非常に高い文化水準を誇る。特に音楽文化は日常生活に根付いている。
そんな高い芸術水準の中で育まれてきたボローニャ歌劇場は1763年に設立。イタリア名門の最高峰歌劇場のひとつで、オペラの殿堂として繁栄してきた。ロッシーニも8歳の時にボローニャに移り住み、ボローニャ音楽学校で学び、18歳の時に初めてのオペラを完成させている。
1993年の初来日以降、上質な舞台を披露してきたが、今回は2011年に来日してから8年振り6回目の来日となる。
演目はヴェルディ中期の傑作とされる「リゴレット」とオペラのラブコメともいえるロッシーニの「セヴィリアの理髪師」に期待は高まる!