あのムーミンがバレエを踊る!
フィンランド国立バレエ団が贈る話題騒然の新作が今春渋谷に!
今春、フィンランド国立バレエが世界中から注目を集める話題の新作を携え来日する。
バレエ作品の題材はなんと…ムーミン!
フィンランドの国民的キャラクターといっても過言でないムーミンが、北欧を代表する一流バレエ団、フィンランド国立バレエ団によってバレエ化されるのだ。
フィンランド国立バレエ団は、高いレベルを誇る北欧バレエ界をリードするクラシックのバレエ団。500人以上の専属スタッフを擁するオペラハウスでは、年間を通してバレエやオペラの公演が毎日行われている。バレエ団の芸術監督を務めるのはケネス・グレーヴ。パリ・オペラ座バレエ、アメリカン・バレエ・シアターなど世界中で活躍した彼が2008年から率いるこのバレエ団には世界21か国より優秀なダンサーが集まっており、古典バレエから現代バレエの巨匠の作品まで輝かしいレパートリーを有する。
そんな由緒正しいバレエ団が2015年、ムーミンの原作者であるトーベ・ヤンソンの生誕100周年を記念してバレエ『ムーミン谷の彗星』を上演。トウシューズでつま先立ちするムーミンや軽快に踊るミイやスニフに話題騒然、連日即完売となった。
今回の日本公演にあたり上演されるのはムーミン・バレエ第2作『たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~』。ムーミンがある日拾ったシルクハット。しかしその帽子はあらゆる物の姿を変身させてしまう力を持つ不思議な帽子で…。トーベ・ヤンソン原作のムーミン・シリーズ第3作目「たのしいムーミン一家」を題材にしたストーリーだ。
前作、バレエ『ムーミン谷の彗星』では若手振付家に演出・振付家を委託しての制作であったが、今回上演の新作ではこれまで『人魚姫』『雪の女王』などの全幕バレエを手掛け絶賛を得ている芸術監督のグレーヴ自らが演出・振付を手掛ける。フィンランドの威信をかけたムーミン・バレエの新作を日本の観客に世界で初めてお披露目するこの機会、バレエとムーミンがコラボする想像を超えた世界をお楽しみに!
併せて上演されるのは「北欧バレエ・ガラ」。
洗練されたデザイン、広大な自然を取り入れた豊かなライフスタイルに代表されるように世界最先端のセンスが注目される北欧カルチャー。そんな北欧のバレエ団が贈るスペシャル・ガラは古典バレエの名作から、日本ではなかなか上演されない貴重な作品までヴァラエティ豊かな演目で、バレエ団の実力を余すところなくお届けする。
クラシック・バレエの真髄が余すところなくお楽しみいただける2演目は、フィンランドだけでなく様々なバレエ団で上演されているグレーヴ版『白鳥の湖』と、フラメンコダンサー ウダエータが振り付けた“ファンダンゴ”が見どころのバール版『ドン・キホーテ』。そしてもちろん、このバレエ団ならではの作品も充実。フィンランドの国民的音楽家シベリウスの曲を使用した『トゥオネラの白鳥』のほか、フィンランド人振付家ウオティネンによるバレエ『悲愴』は、チャイコフスキーの交響曲に載せてチュチュ姿の男性ダンサーが踊る傑作だ。
学力世界一、国連の幸福度ランキングトップ5常連の国としても有名な豊かな国フィンランドから生み出されるのは、美しく、ハイレベルで、楽しいバレエ。
お子様の劇場デビューにもおすすめです。ぜひこの機会をお見逃しなく!