一針一針の手間と時間が生み出す手刺繍特有の温か味、ふくらみ、素材的な特質を生かした『花の刺繡画』は、初代故植木良枝がその基盤を創り、2代目植木万紀子が美術的な理論を加え、独自のメソッドの中で育み進化し続けている芸術的手刺繍です。
華やかに美しく咲く大輪の薔薇、牡丹、芍薬、紫陽花、たおやかで愛らしい小輪の野の花、山の花をテーマに、ご縁深き渋谷にて「植木刺繍 花の刺繍画展」を開催致します。
良枝、万紀子、そして大事に継承してくれている門下から選抜された精鋭20名、総数約30点が並びます。
令和の御代元年、手刺繍で一針一針重ね描いた花々をご高覧頂けましたなら、この上なく光栄に存じます。