蓬莱竜太が満を持してシアターコクーンに初登場!
天海祐希×鈴木亮平のダブル主演で贈るのは、広島弁満載、異色の“ニュー”ウエスタン活劇⁉
2019年『ビューティフルワールド』で第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞し、数多くの外部公演も手掛けるなど高い支持を受け続けている蓬莱竜太が、満を持してシアターコクーンに初登場!
広島の劇作家・演劇人とともに創作された本作を、脚本、演出、美術、音楽を一新し、豪華俳優陣とフィクション・エンタテイメント性をさらに高めて上演いたします。
出演は、舞台では今回が初めてのタッグとなる天海祐希と鈴木亮平のダブル主演が実現!ドラマ、映画、舞台と数多くの作品で確固たる演技力と唯一無二の存在感を放ってきた二人の競演にご期待ください。
さらには、様々な出演作で魅力を増すベテラン・仲村トオルも『プレイヤー』以来5年ぶりにシアターコクーン出演。
そして、野村周平、中村ゆり、土居志央梨、芋生 悠、北 香那、宮下今日子、池津祥子、藤井 隆と幅広い層からこれ以上ない豪華キャストが顔を揃えました。
誰もが想像しえなかった現実社会の混乱の中で、明日への活力となるような祈りが詰まった本作をどうぞお楽しみに。
周囲に合わせることをまったくしないシングルマザーのパートタイマー山本(天海祐希)に、
シフト担当の木村(鈴木亮平)は、手を焼いていた。
ある日木村が目覚めると、そこはワンマンな町長(仲村トオル)が牛耳る西部の町
「ヒロシマ」だった!
山本は、子連れガンマンの「ジャンゴ」として現れ、木村はなぜかジャンゴの
愛馬「ディカプリオ」として、わけもわからぬまま、ともにこの町の騒動に巻き込まれていく―――!
天海さんは劇団公演を観てくださっていたうえ、“広島が舞台の西部劇”という設定を面白がり、参加を決めてくださいました。エンタテイメントの第一線で活躍し続ける豊富な経験から、僕が教えていただくことも多いと思っています。
鈴木さんとは2019年に舞台でご一緒しており、出身や年齢が近いせいか、最初からなんでもフラットに話せた。真っ直ぐに役と作品に取り組む姿勢が信頼でき、一緒に稽古することが今回も非常に楽しみです。
今作は縁あって長く関わっている広島の劇場の、地元演劇人を育成する事業の中で生まれました。劇団作品でもそうですが、僕は戯曲が必要とされる限りは更新し、上演の機会を探りたいと考え、実践してきた。今回も新たな座組と劇場で、『広島ジャンゴ』を生み直したいと考えています。
困難の多い時代。それでも諦めずに闘う人々を力一杯応援したいという願いを、僕はいつも作品に込めています。今回ご覧いただくお客様にも、その願いが届けられたら何よりの喜びです。
蓬莱さんの作品は劇団公演をいくつか拝見しており、伏線の回収が巧みな戯曲と、俳優、特にオジサマたちを輝かせる演出が魅力的だと思っていました。加えて深い演劇愛も感じられ、ご一緒できることが非常に楽しみです。
広島を舞台にしたウエスタンで女ガンマンを演じる。全く経験のない設定と役柄ですが、鈴木亮平さんや仲村トオルさんはじめ、共演の皆さんが魅力的なことが大きな支え。蓬莱さんと皆さんへの信頼を胸に、精一杯作品に挑む所存です。
蓬莱さんは、登場人物たちが大きな困難に直面しながらも、その先に希望を見出す物語を紡ぐ方。お客様を存分に楽しませたうえ、小さな希望もお持ち帰りいただければ幸いです。
西部劇、しかも「馬」も演じるのは初めてのこと。
劇場でナマの舞台を観劇する。その瞬間にしか感じられない、言葉にならないほどの衝撃や感動があると僕は思っています。感動をお客様にしっかり伝えられるよう、全力で作品に挑みます。一人でも多くの方 に、その時間を共有していただけたら何よりの喜びです。