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なぜ、すべてをふくよかにするのか? 90歳の巨匠の素顔と"ボテリズム"の秘密に迫る!
世界で最も有名な存命の芸術家、フェルナンド・ボテロ。人間も静物もなぜだかみんなふっくら、ぷっくりと膨らみ、素朴でユーモアあふれる作風が愛される"南米のピカソ"だ。90歳のマエストロは現在も毎朝アトリエに通い、多幸感あふれる独創的な作品を生み出し続けている。本作では、幼い頃に父を失った貧しい少年が、闘牛学校に通いながらスケッチ画を描いていた原点から、対象物をぽってりと誇張する"ボテリズム"に目覚め、《12歳のモナ・リザ》のMoMA展示で一躍注目を浴びアート界の頂点へとたどり着いた軌跡を追いかける。一方でコロンビア出身という出自で差別され、ポップアートや抽象表現主義全盛期に具象画を描く頑なさを批判されたことも。そして、愛息の死、自身の利き手の一部を失う悲劇など、精神的にも肉体的にも作家生命が危ぶまれた衝撃の過去が明かされる―—。
26年ぶりの大規模展開催、ボテロ・ブームが再びやってくる!
日本に初めてお目見えしたのは、1981年6月の西武美術館での展覧会だ。一度目にしたら忘れられないユニークなフォルムと陽気な色彩は日本でも大きな話題となり、今では全国各地の美術館や街角にプクプクした彫刻が設置されている。4月からは、26年ぶりとなる大規模展『ボテロ展 ふくよかな魔法』が、Bunkamuraザ・ミュージアムなど全国3ヶ所を巡回する。
なぜ、すべてをふくよかにするのか? そこに込めた意味とは。唯一無ニの独創性を貫く信念について、ボテロ本人、そして波乱万丈の人生を一緒に歩いてきたファミリーが語りきる貴重なドキュメンタリー!
フェルナンド・ボテロ(Fernando Botero Angulo, 1932/4/19-)
コロンビア生まれの画家で彫刻家。1932年4月19日に商人の父とお針子の母の元に生まれる。幼い頃に父を亡くし貧しい家庭で育つ。新聞のイラストレーターとして働き始め、修行のためヨーロッパ、メキシコ、NYへと移る。人間や動物をふくよかな体型で表現したユーモアあふれる独特の作風は、厳しい評価を受ける一方で次第に注目を集め、世界でもっとも有名な存命するアーティストのひとりと称されている。今年で90歳となる現在もパリ、ピエトラサンタ、NYを拠点に精力的は活動を続けている。
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ザ・ミュージアム(B1F)にて同日より開催決定!
「ボテロ展 ふくよかな魔法」
開催期間…2022/4/29(金・祝)~7/3(日) ※5/17(火)のみ休館
★ザ・ミュージアム「ボテロ展 ふくよかな魔法」半券ご提示で本作の当日一般料金が¥200引き