ザ・ミュージアムにて7/16(土)~9/4(日)に開催する『かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと』にあわせて、Bunkamuraドゥマゴ文学賞では、書店員さんが選ぶ、“かこさとし作品”のおすすめの一冊をご紹介します。本を選んでいただくのは、WEB連載「私のBunkamuraドゥマゴ文学賞」参加書店から、絵本のプロである絵本専門店や絵本担当者のみなさんです。
子どもの頃に読んだ絵本や、発見が詰まった科学絵本の数々。
かこさとしは、そのたくさんの絵本を通して未来に残し、伝えたかった想いがありました。
この夏は、大人をも夢中にさせるかこさとしの絵本の世界をじっくり楽しんでみませんか?
<No.4>
『絵巻じたて ひろがるえほん かわ』作・絵/加古里子 福音館書店
クレヨンハウス 鏡 鉄平
「だるまちゃん」シリーズや、『からすのパンやさん」、『どろぼうがっこう』などなど。
どの時代の子どもたちも夢中でたのしめるおはなしの絵本と、好対照をなす、かこさとしさんのかがく絵本や、あそびの絵本。その中でも、『かわ』は、水とひと、自然との深い関りを壮大に描いています。
半世紀以上前に出版された『かわ』の絵巻絵本として2016年に出版された本作。
手にとってくださる方の中には、「むかし、この本を2冊買って、バラバラにしてつなげて絵巻にしたのを思い出しました!」という声も。
かがくの視点からも子どもの未来を見つめ続けたかこさとしさんの代表作のひとつは、まさに「100年後も残る絵本」です!
<推薦いただいた書店>
1976年の創業当時から、座り読み大歓迎のテーブルのある子どもの本の専門店。子どもだけではなく、かつて子どもだったすべての人のために、ロングセラーを中心に、絵本や読みもの、洋書など約5万冊を揃える。地下には、オーガニックレストランや野菜市場、2F木のおもちゃの専門店、3Fオーガニックなライフスタイルを提案するミズ・クレヨンハウスなど、各フロアに展開している。
https://www.crayonhouse.co.jp/shop/default.aspx (外部サイトにリンクします)