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※公演中止※ ブレードランナーLIVE

2020/4/3(金)19:00開演
2020/4/4(土)14:00開演

 

《大切なお知らせ》

「ブレードランナーLIVE」中止のお知らせ

「ブレードランナーLIVE」公演では、イギリスから主要なアーティスト及びテクニカルスタッフが来日し出演する予定でしたが、3月18日にイギリス政府外務省より、「今後30日間の海外渡航見合わせ」勧告が発表されましたことから、来日が不可能となりましたため、公演を中止することとなりました。公演を楽しみにされていたお客様には深くお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

2020年3月24日
主催者


◆公演中止
◆「ブレードランナーLIVE」
2020年
4月3日(金) 19:00開演 Bunkamuraオーチャードホール
2020年
4月4日(土) 14:00開演 Bunkamuraオーチャードホール


チケットをご購入のお客様には、払い戻しを承ります。チケット払い戻しにつきましては、
ご自身でご購入されたプレイガイドにて払い戻し期限内にお手続きをお願い致します。
本公演を楽しみにお待ちいただいておりました皆様にはご迷惑をお掛けすることとなりますが、何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。

【ご注意】
※最新の情報は随時チケットスペース(https://www.ints.co.jp/)のホームページをご確認ください(※外部サイトへ移動します。)
※払い戻し先(各プレイガイド)へのアクセスが集中し、払い戻しの手続きがすぐにできない場合があります。
※今回の事象により、公演中止・延期が多数に及んでおり、通常より払い戻しに関してお時間がかかります。

ご理解、ご協力の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

【公演に関するお問合わせ】チケットスペース03-3234-9999(月曜~土曜10:00~12:00/13:00~18:00営業)

※この数週間、電話が大変混み合います。ご了承ください

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公演中止に伴い、Bunkamuraではチケットの払い戻しを実施いたします。 下記の払い戻し方法をご参照の上、お手続きをお進め下さいますようお願いいたします。

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■オンラインチケット MY Bunkamuraでご購入のお客様

発券/未発券に関わらず、弊社にて2020年4月30日(木)までに、順次カード決済のお取消し(ご返金)処理を致します。お客様ご自身によるチケットの返送や発券等のお手続きは不要です。

※クレジットカード会社によってカード支払明細書掲載月と返金の月が、異なる場合がございます。恐れ入りますが、実際の返金のタイミングにつきましては、ご利用明細にてご確認をお願い致します。
取消処理が完了いたしましたら、改めてご連絡いたしますので、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

【ご返金の対象】
・チケット代金
・チケット配送料(¥700) ※購入時に配送を選択されたお客様
・コンビニ発券手数料(¥110/枚) ※購入時にコンビニ引取りを選択されたお客様

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Bunkamuraチケットセンター、Bunkamuraチケットカウンター、東急シアターオーブチケットカウンターでご購入のお客様


【払い戻し受付期間】
2020年3月25日(水)~2020年5月8日(金)まで ※受付期間外の払い戻しはできません。


【ご返金の対象】

・チケット代金
・チケット郵送料(¥700) ※購入時に郵送を選択されたお客様
・チケット返送費(上限¥500/件)※チケットは必ず特定記録郵便でご返送ください。


【チケット払い戻し方法】
銀行振込みにてご返金させていただきます。
チケットと、必要事項をご記入いただいたメモを同封の上、特定記録郵便にて指定の送付先までご郵送願います。

<ご郵送いただくもの>
・チケット
・下記必要事項を明記したメモ
 氏名(フリガナ)、電話番号、席種、枚数
 口座名義(カナ)
 金融機関名(銀行・信金など)
 支店名
 預金種別(“普通預金”または“当座預金”)
 口座番号

※ゆうちょ銀行口座の方は、店名・預金種目・口座番号をお知らせください。

<チケット返送受付期間>
2020年3月25日(水)~2020年5月8日(金)まで ※期間内必着

<銀行振込による返金の時期>
手続きの都合上、返送受付期間終了後、1ヶ月~3ヶ月程度いただいております。

送付先
〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
Bunkamura「ブレードランナーLIVE」払い戻し係

<ご注意>
※必ずチケットを同封の上、ご返送をお願いいたします。メモのみの送付では払い戻しできません。
※メモの内容に不備があった際は払い戻しできない場合があります。くれぐれもご注意ください。 
※複数枚ご購入の場合は、なるべくおまとめの上、ご返送いただくようお願い申し上げます。
※普通郵便での返送時未着事故については、弊社では責任を負いかねます。予めご了承ください。

 
<払い戻しに関するお問合せ>
Bunkamuraチケットセンター
03-3477-9999(10:00~17:30)

 

その他プレイガイドでご購入のお客様

各プレイガイドで払い戻しの方法が異なります。
詳細はご購入されたプレイガイドへお問い合わせください。

  • ロンドン世界初演レポート
    『ブレードランナー』は生演奏上映の夢を見るか?

    前島秀国(サウンド&ヴィジュアル・ライター)

     フィリップ・K・ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をリドリー・スコット監督、ハリソン・フォード主演で映画化した『ブレードランナー』。そのファイナルカット版(2007年)を全編上映しながら、シンセサイザーの巨匠ヴァンゲリスが手掛けたオリジナル・スコアを画面とシンクロさせながら生演奏するシネマ・コンサート『ブレードランナーLIVE』が、2019年10月25日、すなわち物語の時代設定である2019年11月を約1週間後に控えたロンドンで世界初演された。会場は、巨大な地下神殿を思わせるロイヤル・アルバート・ホール。大天井を支えるイタリア風様式の列柱が、映画最後の対決シーンの舞台となる高層アパートの建築にオーバーラップするようで、嫌が上にも期待が高まる。それだけではない、酸性雨が降りしきる夜の街にネオンサインが浮かび上がる『ブレードランナー』の世界観そのままに、なんと演奏者が乗るステージ上にも可変色LEDライトが設置されていた! なんとリスペクトと愛情に満ち溢れたコンサートだろう。

     今回のシネマ・コンサートは、基本的にヴァンゲリスの音楽をシンセで演奏するので、通常のシネマ・コンサートのようなオーケストラの生演奏より簡単なのではないか、と思われるファンも多いかも知れない。いや、事情は全く逆だ。本編制作当時、ヴァンゲリスが何台ものシンセを駆使し、ロンドンのスタジオに籠もって作り上げたサントラは、楽譜という形では残されていない。もし、ヴァンゲリスのサントラを安易に採譜(耳コピ)し、安手のアレンジで「それっぽく」演奏するだけなら、1982年の初公開当時リリースされたカバーLP(当時、ヴァンゲリスがサントラ発売を許可しなかったため、いくつかの楽曲をニュー・アメリカン・オーケストラが生楽器でカバー録音した)のように、観客に大きな違和感を与えてしまうことになる。そこで今回の『ブレードランナーLIVE』では、プロデューサーのジャック・ステュークスとピエール・オライリーの陣頭指揮の下、約1年をかけてヴァンゲリスのサントラを完璧に採譜・楽譜化し、さらにシンセの音色も可能な限り忠実に復元した上で、それを計11名のアンサンブル――シンセサイザー×3、エレクトリック・ストリング・カルテット(ヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ)、テナーサックス/フルート、ベース(エレキ&アコースティック)、パーカッション×2――で演奏するという解決法を見出した。実際、音楽の完璧な復元に対する彼らの情熱とこだわりは凄まじく、なんと本編に先駆けて流れるラッド・カンパニーのロゴ音楽(これのみジョン・ウィリアムズ作曲)まで再現して演奏するとは、正直全く予想していなかった。そして本編が始まり、「ロサンゼルス、2019年11月」の文字がスクリーンに浮かび上がると、会場は物語の時代設定と現実の時間のシンクロに興奮した5000人の大歓声に包まれた。ロサンゼルス上空をスピナーが飛び交う有名なオープニングで流れる、きらびやかなシンセ・サウンドとバス・ドラムの重低音。主人公デッカードのアパートをレイチェルが訪れるシーンで流れる《メモリーズ・オブ・グリーン》の気怠いピアノ。ゴミ置き場に身を潜めるプリスが技術者セバスチャンと出会うシーンで流れる《ブレードランナー・ブルース》の哀愁に満ちたシンセ。よくぞここまで、ヴァンゲリスの音色を再現したものだ。しかも、2017年の爆音上映(筆者は川崎チネチッタのLivezoundで見た)や今年10月のIMAX版上映を凌ぐ、会場全体を共振させるほどの凄まじい重低音の爆音が加わっている! 2019年が遠い未来にしか思えなかった1982年の初公開当時、まさかこのような形でヴァンゲリスの音楽が生演奏で聴けるようになるとは、おそらく誰も夢見ることが出来なかったはずだ。『ブレードランナー』は生演奏上映の夢を見るか? その夢がついに現実になったという感動に打ち震えた。

     だが、『ブレードランナーLIVE』の真に凄いところは、単にオリジナルのシンセの音色を復元・再現するだけでなく、シンセ以外の生楽器のパートまで復元し、それを画面とシンクロさせながら演奏する点にある。『ブレードランナー』の熱心なファンなら、中東風の架空言語の歌詞で歌われるエキゾチックなヴォーカル曲《テイルズ・オブ・ザ・フューチャー》が、本編の中で女性レプリカント、ゾーラのテーマとして流れていたのをご記憶の方も多いはずだ。サントラでは、ヴァンゲリスのコラボレーターでもあったデミス・ルソス(2015年に逝去)がヴァーカルを担当していたが、今回の演奏では第1エレクトリック・ヴァイオリン奏者がそのヴォーカル・パートを生歌で披露。これにより、物語におけるゾーラの存在感がいっそう重みを増しただけでなく、古代の神話を呼び覚ますかのようなエキゾチックなヴォーカルが、本編の中に散りばめられた旧約聖書的なアイコン――ゾーラの変名「ミス・サロメ」や、蛇の刺青など――を改めて気付かせる役割を果たしていた。つまり生演奏が加わることによって、『ブレードランナー』の見方や音楽の聴き方が以前と全く異なってくるのである。
     このヴォーカル演奏と共に強烈な印象を与えたのが、『ブレードランナー』屈指の名曲として知られる《愛のテーマ》だ。画面上で繰り広げられるデッカードとレイチェルの荒々しいラブシーンに寄り添うように、むせび泣くテナーサックスの生演奏がふたりの愛をこの上なくセクシーに包み込む。男と女のむき出しの愛の姿を、これほど混じりけのないストレートなメロディで表現した映画音楽は、おそらく他にないだろう。作曲家としてのヴァンゲリスの凄さを再認識させられる名演奏であった。
     そして、悪役ロイの命が燃え尽きる名場面で流れる《ティアーズ・イン・レイン》。優しさに溢れるシンセの生演奏を聴いた時、『ブレードランナー』という作品がこれだけ多くの人々に感銘を与え続けているのは、人間が太古の昔から抱えてきた3つの本質的なテーマ、すなわち生(life)と死(death)と愛(love)を寓話的に描いた作品だからだ、という点に改めて気付かされた。ヴァンゲリスが本編のために作曲した音楽も、究極的にはその3つを表現している。だからこそ、こうして大スクリーンで鑑賞し、ヴァンゲリスの音楽を生演奏で聴かなければならないのだ。人類が後世に残すべき永遠の生命を持った『ブレードランナー』は、レプリカントに組み込まれた4年の寿命で尽きるどころの話ではないのだから……。その意味で『ブレードランナーLIVE』は、ほとんど啓示と呼ぶしかない体験だった。

     ラストシーンでデッカードとレイチェルが扉の向こうに消え、間髪入れずにエンドタイトルが始まると、それまで息を殺して画面と演奏に集中していた5000人の観客が、いっせいに歓呼の声を上げた。しかしながら、爆音で演奏される有名なテーマ《エンドタイトル》のあまりの迫力に圧倒されると、客席は再び水を打ったように静まり返り、観客はヴァンゲリスの音楽を一音たりとも聞き逃すまいと、演奏に集中し始めた。通常、ロイヤル・アルバート・ホールで演奏されるシネマ・コンサートでは、観客が画面に向かって声援を送ったり拍手したりする「応援上映」の形をとることが多いという。ところが、今回の『ブレードランナーLIVE』のように、画面と演奏に釘付けになった観客がごくわずかな箇所をのぞき、映画の世界感を壊さぬよう集中しながら鑑賞し続けた上映は、ほとんど前例がないという。いかに『ブレードランナー』という映画とヴァンゲリスの音楽が多くのファンに愛され、大切にされてきたかの証でもあった。
     今回の生演奏でもたらされた音楽の情報量は、サントラ単体の鑑賞とは比較にならぬほど圧倒的だが、そもそも『ブレードランナー』という映画自体があまりにも面白いため、生演奏であることを忘れて画面に引き込まれる瞬間が多々あったことも事実である。筆者はゲネプロの通し演奏と本番演奏の2回を鑑賞することが出来たので、なんとか生演奏のポイントをすべて把握することが出来たが、熱心なファンならば、最低2回の鑑賞は必須だと思う。今回の世界初演の成功を踏まえ、来年4月に予定される東京公演はさらに磨きをかけた「改良型」の上演になるという。1982年初公開版、1992年ディレクターズカット、2007年ファイナルカットに続く新たなヴァージョン『ブレードランナーLIVE』を体験せずして、今後『ブレードランナー』を語ることは出来ないはずだ。
    2019年10月25日

概要

曲目・演目

■英語上映:日本語字幕付き 
■コンサート時間 約2時間20分(途中20分休憩あり)

出演

出演:THE BLADE RUNNER LIVE ENSEMBLE

公演日程

2020/4/3(金)19:00開演
2020/4/4(土)14:00開演

会場

Bunkamuraオーチャードホール

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

アクセス

チケット情報

料金

S・¥9,800 A・¥7,800 B・¥5,800(税込)
※未就学児入場不可
※車椅子でご来場のお客様はチケットご購入前にチケットスペース(03-3234-9999)までお問合せください。

チケット取扱い

Bunkamuraでのお申込み
お電話
Bunkamuraチケットセンター<10:00~17:30オペレーター対応>
03-3477-9999
チケットカウンター
Bunkamuraチケットカウンター <Bunkamura1F 10:00~19:00>
東急シアターオーブ チケットカウンター<渋谷ヒカリエ2F 11:00~19:00>

お問合せ

チケットスペース 03-3234-9999

Pickup
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