【せんとくん】を生み出したことで知られる、日本を代表する彫刻家・籔内佐斗司。
東京藝術大学文化財保存学研究室では教授を勤め、仏像の修復や復元など、仏像研究に長年深く関わっております。東京芸術大学大学院教授を退任後は、奈良県立美術館の館長にも就任。今年は東大寺の国宝「執金剛神」の完全復元プロジェクトを指揮し奉納するほか、唐招提寺、西大寺にも仏像を奉納するなど、その高い技術と知識で美術界への貢献を続けております。
日本で脈々と引き継がれる叡智と活力から来る日本人の底力【やまとぢから】をテーマに掲げ、伝統的な寄木造という仏像制作の技法を用いて作られる作品群。本展ではユーモアとパワーが一際目立つ童子の作品をはじめ、2022年を彩る寅の新作も発表いたします。
氏が毎年新作を発表する干支シリーズの作品や新作ブロンズなど、壬寅を華やかに彩る、籔内佐斗司の作品世界をぜひお楽しみください。