
「水辺」 紙本彩色 2021 130.3×194.0cm
風景には人間と自然との関係、環境やエネルギーにまつわる話、
美意識あるいは詩情など、様々な位相の情報が潜んでいる。
私は、このような風景の性質を引用・検討しながら作品をつくることで、
現代を生きる私たちの時代の特殊性、
もしくは人間に共通する普遍性を見つめようとしている。
水津達大
Bunkamura Galleryでは初となる水津達大の個展。
風景画、揺らぐ森、白い海シリーズ、そして圧倒的に美しい群青の美を抽象表現で描く青のシリーズ。静謐で緻密に描かれた風景は見る人の心を写し取るような透明感と繊細さを感じられます。画家は、風景画が時代や文化を示唆する性質に面白さを感じ、風景を起点とした日本の伝統的な美意識や自然環境と人間の関係への関心を描いています。
本展ではそれらの新作を含め、墨を使って料紙の美しさを際立たせる作品を発表いたします。
水津達大の新境地を開拓する意欲作を是非ご堪能ください。
※作家のご意向により売上げの一部を『総合地球環境学研究所』と『日本財団「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急支援」』へ寄付させていただきます。
作家在廊日:3月10日(水) 12:00~14:00
11日(木)、14日(日)、15日(月)、20日(土)、21日(日) 14:00~16:00
在廊時間は変更する場合がございます。予めご了承下さいますようお願い申し上げます。