
ブランクス/モレイラ 「日本図」
1617年 ローマ刊
銅版 478×746mm
地図は、いつの時代も人びとの営みや世界観を映し出してきました。一枚一枚の地図は、未踏の地への憧れや布教活動など、それぞれの地図が作られた目的や背景を物語ります。
本展では、イギリスの古地図収集・研究家、ジェイソン・C・ハバード氏より新たに取得した地図の中から30点余りを厳選。16世紀~19世紀にヨーロッパで作られた日本地図を通して、西洋人が想像で描いた黄金の国「ジパング」が、実在の「日本」に変わっていく様子を、目的や時代背景とともに紐解き、地図の新たな魅力を紹介します。